理解しやすく、役立つエイズのブログ-血液の鉄人のささやき-
FC2ブログ






カスタム検索

HIV検査における偽陽性反応

HIV検査における偽陽性反応とは、実際はHIVに感染していないのに、HIV検査で陽性となる事を言います。

これは非特異的反応(ニセの反応)で、HIV検査で 0.3%~1%程度の割合で出現します。

要するにHIV感染とは関係ない血液内の他の抗体・物質等がHIV検査試薬試薬と反応してしまう訳です。

そのためにHIVスクリーニング検査で陽性となった場合には、その時点では真にHIVに感染しているとは言えません。

再度採血し確認検査(ウェスタンブロット検査、PCR検査等)を実施します。

HIVスクリーニング検査で陽性となり、再度採血をして確認検査を行い陰性となった場合は、偽陽性反応ということになります。

HIVスクリーニング検査は、HIV感染者を見逃さないために検査の感度を上げていますからどうしても偽陽性反応の出現を防ぐことは出来ません。

続きを読む

テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

tag : HIV 偽陽性反応

梅毒検査における生物学的偽陽性反応とは

梅毒血清学検査のSTS検査(Serologic Test for Syphilis)では、抗カルジオリピン抗体を用いて検査をしますが、梅毒トレポネーマに感染していないにもかかわらず陽性反応がみられます、このような現象を生物学的偽陽性反応(BFP:Biological False Positive)と呼びます。

STS検査はカルジオリピンと言うリン脂質に対する抗体を検出しますが、リン脂質は細胞質などの成分として生物界に広く分布していることから、梅毒以外の疾患でもリン脂質に対する抗体が産生され、反応が陽性となることがあります。

BFPを呈する代表的な疾患としては、膠原病、慢性肝疾患、結核やHIV感染症などがありますが、妊婦や高齢者などでも偽陽性となることがあります。

また健康人でも常にSTS検査が偽陽性反応を引き起こす人がいます。

続きを読む

テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

tag : 梅毒 生物学的偽陽性反応

相変わらず"いきなりエイズ"は多い!!

2017年に新たにHIVに感染した人は、1407人(速報値)で、2016年に比べると僅かに減少傾向にありますが、感染者数は横ばいでこの10年続いています。

HIVに感染しても早期に発見し早期に治療を開始すれば、AIDSの発症を抑え込む事ができ、過去のように死の病ではなくなりました。

2017年のHIV感染者1407人の内、415人(29%)が検査を受けた時点でAIDSを発症している"いきなりエイズ"エイズというショッキングな結果が得られています。

続きを読む

テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

tag : いきなりエイズ

日本での梅毒の流行している理由とは

現在日本国内では梅毒が大流行しています。

2017年の梅毒の患者報告数は、5770人と、現行の集計になった2011年以降初めて5000人を突破しています。

特に近年は、特に20代を中心とした女性の間で梅毒患者増加していることから、この年齢層が妊娠・出産の時期と重なることから、危惧されているのが「先天梅毒」です。

妊娠中の女性が感染すると、流産や早産などの原因になるだけでなく、赤ちゃんに先天性の障害を引き起こすことがあるので注意が必要です。

国内での梅毒流行に関しては、"風俗業の業態が変化し、病気の検査をしていないケースが増加したため"とか、"梅毒蔓延国から持ち込まれている"など諸説が囁かれてますが、梅毒流行の真の原因は未だ分かっていません。

一方医療現場でも一旦無くなりかけた梅毒の再登場により、

・梅毒そのものが分からない
・最適な梅毒検査が分からない
・的確な治療法が分からない

等の混乱が起きていることも事実です。

続きを読む

テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

tag : 梅毒 HIV

無症候性梅毒にご注意!!

症状は認めないが、梅毒血清反応が陽性のものを言います。

当然偽陽性を除外するためにTP検査(TPHAやFTA-abs)も行って梅毒トレポネーマ感染の確定が必要となります。

要するに生物学的偽陽性反応(BFP)を除外する必要があります。

無症候性梅毒は、臨床的には以下の3つの時期がそれにあたります。

1.初感染後、全く症状が出ない時期

2.第1期から2期への移行期

3.第2期の発疹消失後

この時期、はっきりいって感染者に自覚が全くありませんので、知らないうちに第三者に感染させてしまうということが起きる時期です。

続きを読む

テーマ : 薬・医者・病院等
ジャンル : 心と身体

tag : 無症候性梅毒 HIV

口内炎について-2.カタル性口内炎-

カタル性口内炎とは、赤い斑点状のものが口の中の粘膜にできる口内炎。別名「紅斑性口内炎」とも言われています。

歯の被せものが合っていない場合や、歯科矯正の器具が口腔粘膜に擦れている場合、熱いものを食べたときの火傷、などが原因で起こります。

特徴として、粘膜が部分的に赤く腫れ、触れると痛みますが、比較的軽い症状であることの多い口内炎です。

カタル性口内炎の原因

1.矯正器具が歯ぐきや粘膜にぶつかることによる刺激や、誤っておもちゃを噛んでしまった、指しゃぶりの際に爪で頬の内側を引っかいてしまった、頬を噛んでしまった、怪我をした際に口腔内の粘膜を傷つけてしまったことなどが主な原因になります。

2.実は歯並びの悪さも、カタル性口内炎の危険因子です。

この口内炎は物理的な要因を取り除くことで治ります。

続きを読む

テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

tag : HIV カタル性口内炎

口内炎について-1.アフタ性口内炎-

口の中に口内炎が出来ると痛みや違和感で食事も進まず、仕事に集中出来なくなります。

また、HIVに感染すると口内炎が出来やすいとも言われているようですので、口内炎について解説してみます。

口の中で、歯以外の部分は口腔粘膜という組織で覆われていますが、この粘膜の部分にできものや傷が出来ると痛みを伴い会話や食事をする際に支障がでてきます。

口腔粘膜は食べ物などで汚れやすく、食事・歯などによる刺激も受けやすい部であることから、どうしても傷つきやすく炎症や感染を起こしやすいのです。

では、口内炎にはどのような種類があるのでしょうか。

順次紹介していきます。

続きを読む

2018年新年のご挨拶

昨年中はご利用いただきありがとうございます。

本年も皆様方のお役に立てる情報を発信していきますので、よろしくご利用お願い申し上げます。

テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

tag : 2018年新年の挨拶

HIV感染による免疫不全-2.体液性免疫低下-

HIV感染により引き起こされる免疫不全についての続きです。

2.体液性免疫低下

体液性免疫はB細胞が生産する抗体による体内に侵入した異物処理のことを言います。

体液性免疫とは抗体や補体を中心とした免疫系で、抗体が血清中に溶解して存在するためこのように呼ばれます。

HIV感染患者ではB細胞の異常調節が起こり,細菌感染症に罹患しやすくなります。

これはHIVが直接B細胞に働き掛けてB細胞の機能異常を引き起こしている訳です。

その他には、免疫グロブリンのポリクローナルな増殖がよく見られますが,これは正常な機能を果たしていません。

さらにCD27陽性のメモリー B細胞の低下も見られます。

要するにHIVに感染すると直接的,間接的に「体液性免疫低下」が起きているのです

テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

tag : HIV感染による免疫不全 体液性免疫低下

HIV感染による免疫不全-1.好中球減少-

HIV感染により引き起こされるふたつの免疫不全について解説いたします。

今回は好中球減少について解説いたします。

好中球は5種類ある白血球(好中球・好酸球・好塩基球・リンパ球・単球)のひとつで3種ある顆粒球(好中球,好酸球,好塩基球)のひとつで、中性色素に染まる殺菌性特殊顆粒を持っています。

盛んな遊走運動を行い、主に生体内に侵入してきた細菌や真菌類を貪食(飲み込む事)殺菌を行うことで、感染を防ぐ役割を果たしています。

要するに顆粒球は、体内に侵入した細菌やウイルスに対して直接攻撃を仕掛け無毒化する働きをしますので、顆粒球が減少することは細菌やウイルス感染症に感染しやすくなります。

HIV感染患者のうちおよそ14%に"緩やかな好中球減少(ANC<1300/μL)"が起こります。

これはHIVそのものが造血前駆細胞に感染し骨髄基質を変化させることや、HIV感染患者では非感染者と比べて顆粒球コロニー刺激因子(Granulocyte-Colony Stimulating Factor:G-CSF)が低下していることがその原因と考えられています。

※顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)とは、骨髄内で血液を造る物質のひとつで、骨髄を刺激して、白血球の一種である好中球の増殖を促すマクロファージなどが分泌するタンパク質で、顆粒球前駆細胞の受容体に結合して刺激し、分裂と分化を促進する働きをします※

テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

tag : HIV感染による免疫不全 好中球減少

HIVの感染率が低いと侮るのは危険

HIVの感染経路としては、コンドームなしの膣性交と肛門性交ががもっとも多い。

HIVに関してよく耳にするのは感染率が非常に弱いということです。

一般的によく言われているのは、1回の性交渉における感染確率は0.1~1%程度と非常に感染確率が低いということです。

これを単純に計算すると、HIV感染者と100~1000回性交渉をして感染する確率といえますが、これは100~1000回性行為をして感染するのではありません。

たった一回の性行為で感染してしまった人も多くいます。

1回の性交渉における感染確率は0.1~1%という数字は、数字のマジックです。

HIVは何時感染するかわからないのが怖い所以です。

続きを読む

テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

tag : HIV感染確立

HIVといきなりエイズ

HIVに感染してからAIDSを発症までには10数年経過が必要とすることは常識であったが、近年では4~6年前後の短い期間で発症するようになってきています。

HIVに感染してもすぐにAIDSを発症することはなく、数年間の無症候期があることからして、日本国内においては実際のHIV感染者数は総診断数を上回ることが予測されています。

HIVに感染するリスクの高い不安な行為を行っても、HIV検査を受けずに放置し、数年後に体調が悪くなり受診して初めてHIV感染を指摘され、その時には既にAIDSを発症している所謂"いきなりエイズ"が全国では30%も存在する事が危惧されています。

ここで注目すべきこととして、福岡県では2013年以降"いきなりエイズ"が26%から50%に急上昇していることでしょう。

続きを読む

テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

tag : HIV いきなりエイズ

HIV郵送検査利用に当たっての注意

民間会社が実施するHIVの郵送検査を2015年と2016年の2年間に利用して陽性と判定された248人のうち、検査会社が確定診断のため医療機関を紹介できたのは78件、医療機関の受診を確認できたのは6人(2%)しかいないことが厚生労働省研究班の調査で明らかになっています。

HIV郵送検査は、専用の器具で採血して会社や検査センターに郵便で送り、検査終了後検査結果がウェブなどで確認できる便利さが受けて毎年利用者はうなぎのぼりに増加しつつあります。

その利用者は2016年は10年前の2倍超の約9万件となっています。

一方、職員らと顔を合わせプライバシー保護の問題や受けられる日時の関係上、保健所などでの検査は、2010年以降は13万件前後で推移しているのが実情です。

郵送HIV検査を実施している会社11社全てが陽性が判明した場合には、医療機関を受診するようホームページで勧めていますが、医療機関の受診を確認する取り組みをしているのは1社のみで、受診を確認できたのは6人というお粗末な結果となっています。

一方保健所など医療機関で検査が陽性となった場合は、対面で陽性者の相談にのり、陽性者の9割弱が医療機関を受診したことを確認できたという厚労省研究班の報告もあります。

実際郵送HIV検査を利用して陽性となった人が何人受診したかを会社側が把握していないだけで、もっと多くの人が受診した可能性はあると指摘する専門家もいます。

郵送HIV検査は確かに便利ですが、検査を受けて結果を出すだけではなく陽性となった人を医療機関の受診を促し、受診したことを確認できる工夫が必要であると考えます。

郵送HIV検査を受けと陽性となっても、確認検査をしないと真の陽性であるとの判断はできません。

感染していると確認されれば、感染を確認して治療を始めないと症状は悪化し、パートナーへの二次感染のリスクも当然あります。

続きを読む

テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

tag : HIV郵送検査

2016年1年間に"いきなりエイズ"30%も発生!!

2017年8月30日、厚生労働省は2016年に判明したHIV感染者は、1011人とAIDS患者は437人と発表しています。

HIV感染者とAIDS患者を合わせた新規報告数は1,448人で過去9位となっています。

新規HIV感染者及び新規AIDS患者の感染経路とは、性的接触によるものがそれぞれ90%、81%で、中でも男性同性間性的接触によるものが多い傾向も何ら変化がありません。

2016年は、新規HIV感染者及び新規AIDS患者数は、共に横ばいですが、注目すべき点は、437人が診断時に既に発症している"いきなりエイズ"であったことです。

"いきなりエイズ"は依然として30%に上っていることが明らかになっています。

この30%は体調が続き受診して始めてHIV感染を指摘され、その時には既にAIDSを発症している訳です。

"いきなりエイズ"を防ぐには、HIVに感染する可能性のある行為をしてしまった時には、適切な時期に必ずHIV検査を受けることです。

自分だけはHIVに感染しないという考え方は成り立ちません、HIVは分け隔てなく感染します。

早期発見・早期治療!!が重要です。

また、コンドーム使用するなどして感染予防に務めることも大切です。

テーマ : 薬・医者・病院等
ジャンル : 心と身体

tag : いきなりえいず

AIDSとは何?

誤った考え方として、ヒト免疫不全ウイルス(HIV:Human Immunodeficiency Virus)に感染することがAIDSと理解している人が多いのが事実です。

要するにHIVに感染=AIDSではありません。

それではAIDSとは何なんでしょうか?

AIDS(Acquired immuno-deficiency syndrome)の正確な定義は、"HIVに感染していて免疫が下がった状態"では不十分で、正確には『HIVに感染していて,23のAIDS指標疾患のうち,1つでも満たすもの』です。

HIVは体内に侵入すると、CD4陽性T細胞に感染しCD4数を直接的に減少させます。

CD4数が減少することは即ち免疫力が低下することです。

HIVに感染すると以下の3期の経過をたどります。

続きを読む

テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

tag : AIDSとは何 HIV

楽 天

Googleブログ内検索


Google

地域別アクセス状況


ジオターゲティング

翻 訳

ブログの記事を各国の言葉に翻訳できます。
プロフィール

血液の鉄人

Author:血液の鉄人
FC2ブログへようこそ!

長年HIV/AIDS研究に従事し、その間に得た知識を活かして正しいHIV/AIDSの予防に関する解説を行っていきます。

是非とも参加をご検討下さい。
性行為感染症検査キット
エイズ相談窓口
エイズに関する相談窓口
カテゴリ
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
ご意見用メール


track feed 血液の鉄人のささやき
ウエルカム訪問カウンター
日本一こだわり卵
アクセスランキング
忍者アクセスランキング
フリーエリア
忍者
ValueCommerce

自由テキスト





楽天
リンク
HIV検査キット
自宅で誰にも知られずに検査できる検査キット
フリーエリア


QRコード
QRコード
フリーエリア