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性行為によるHBV感染の現状とその対策について

2011年6月2~3日に開催された第47回日本肝臓学会総会において、信州大学消化器内科の梅村武司氏は、6月3日のワークショップで講演し、B型急性肝炎の予防の目的で、国民全員に対してHBVワクチンを接種する「ユニバーサルワクチン」を日本に導入する意味が大きいと説明しました。

その理由としては、B型急性肝炎の慢性化が徐々に進んでいることが背景にあります。

B型急性肝炎の現状として、様々な遺伝子型(ジェノタイプ)の中でも慢性化に至りやすいとされる"ジェノタイプA"の水平感染が増加している傾向にあるからです。

"ジェノタイプA"の感染により、成人の初感染例が慢性化しやすいと次々と報告されてきています。

500人余りのB型急性肝炎の患者を対象として、ウイルス学的背景や感染様式などを検証し、B型肝炎の現状を調べた結果、

慢性化が高率に"ジェノタイプ"は、232人にのぼり、内訳はA/B/C/その他は57人/27人/141人/7人となっていました。

特に首都圏では、"ジョノタイプA"は全体の41%を占め、地方で12%程度であるのと比較すると高率になっていました。

"ジェノタイプA2の症例は、"ジェノタイプA"以外の症例と比較した場合、男性の比率が高く、ピークALT値が低い傾向にあり、"ジェノタイプA"の症例の特徴は性交渉による感染が98%に上り、"ジェノタイプA"以外の症例で90%だったのと比較すると高めとなっていたとの結果が得られています。

"ジェノタイプA"の劇症化は4%の頻度で起こり、"ジェノタイプA"以外で8%だったのと比較すると低めの傾向が見られています。

予後の内訳としては、治癒/慢性化/死亡が51(90%)/6(10%)/0となり、"ジェノタイプA"以外で166(95%)/4(2%)/5(3%)となったのと比較すると、慢性化の割合は高率となる傾向が確認されています。

現在、B型急性肝炎の症例は性交渉による感染がほとんどで、"ジェノタイプA"の感染者が首都圏を中心に高い割合で発生しています。

そして"ジェノタイプA"型は10%程度が慢性化していとの結果も得られています。

このようにHBVが性行為により感染していくのを予防するには、HBVのユニバーサルワクチン導入が必要と提起しています。



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    tag : HBV ジェノタイプA ユニバーサルワクチン HBVワクチン

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