梅毒検査ー3.梅毒検査の結果の解釈ー
以下に梅毒検査の結果の解釈を示します。
【梅毒検査の結果解釈】
1.STS(-)、TPHA(-)…梅毒非感染、感染直後で検査が偽陰性の可能性あり。
◆既往歴や臨床所見に異常がないときには梅毒は否定されます。
しかし、感染の初期には両者ともに陰性になるため、疑わしい場合には数週間おいて再検査を行う必要があります♦
2.STS(+)、TPHA(-)…早期梅毒、生物学的偽陽性反応の可能性もあり。
◆生物学的偽陽性反応か、梅毒の初期が考えられます。
この場合にはFTA-absを行い、陽性であれば梅毒を考え、陰性であれば後日再検査を行います。
再検査でもSTSのみ陽性の場合は、脂質抗原に対する自己抗体が原因の生物学的偽陽性反応と判断されます♦
3.STS(+)、TPHA(+)…梅毒、梅毒治療中
◆梅毒に感染していると考えられ、ペニシリン系の抗生剤などで治療を開始します。
また、新生児では先天性梅毒の可能性が考えられ、子宮内感染を明らかにするための検査を行います。
さらに、梅毒の治療中であれば、STSが陰性となるまで治療を継続します♦
4.STS(-)、TPHA(+)…梅毒治癒後で感染させる可能性無し。
◆一般に過去に梅毒に感染したことを示します。現在梅毒の治療中、あるいは治癒後と考えられます♦
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