理解しやすく、役立つエイズのブログ-血液の鉄人のささやき- HIVの感染と増殖






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HIVの感染と増殖

今日は、HIVの感染と増殖について解説します。

HIVは体内に侵入するとCD4をもつ細胞(ヘルパーT細胞)に感染します。

これはHIVの外皮糖タンパクgp120が細胞表面にCD4を特異的受容体として結合するからです。

解りやすく言いますと、HIVがもっている体の外の突起が、CD4をもつ細胞(ヘルパーT細胞)を標的として感染すると言うことです。

HIVはヘルパーT細胞に感染後,細胞内に侵入し,脱外被を起して核酸(RNA)を遊離します。

HIVのゲノムRNAはウイルスのもつ逆転移酵素を使ってDNAを合成し,自らの遺伝情報をT細胞の染色体DNAに組み込みまれ,プロウイルスの形で体内で持続感染します。

即ち、プロウイルス (provirus) とは、レトロウイルスにおいて宿主ゲノムDNAに組み込まれた状態を言います。

そして,細胞のタンパク合成系を利用し転写→翻訳がなされウイルスタンパクが合成され、ウイルスタンパクは細胞膜に移動し、ウイルス粒子となり血液中に放出されます。


HIVはヘルパーT細胞に特によく感染しますが,マクロファージ,単球などにも感染することがあります。
ヘルパーT細胞は病原体などの抗原の刺激をうけると、様々なサイトカインを産生する免疫の司令塔とも言うべきリンパ球で,細胞性免疫,液性免疫両方に関係する様々な免疫細胞の活性を促します。

従って,ヘルパーT細胞の減少は,あらゆる病原体に対しての免疫力が低下することになります。

このことは、以前にも解説済みです。


HIV-1とHIV-2の2種類がありますが,HIV-1が臨床的には一般的ですし、世界中で蔓延しているのも、HIV-1です。

HIV-2の流行は、アフリカなどの一部の地域で、先進国ではあまり感染者はいません。

日本でも、性行為によるHIV-2の感染者の報告はありません。

AIDS発症率はHIV-Iが高く,感染後10年で90%以上,HIV-IIは10%程度と言われています。

aids-san_marino[1]

1988年 サンマリノ発行 国際エイズ会議記念切手
ヘルパーT細胞の中で成熟したHIVが血液中に放出される瞬間が描かれている
「正しい情報によるエイズ予防

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