HIV検査は何故早く受ける必要があるのか?
明けましておめでとうございます。
本年も皆様のお役に立てるよう頑張っていきますので、よろしくお願い致します。
日本では唯一先進国の中でHIV感染者は依然として増加傾向が続き、AIDS発症者も多く報告されています。
特にAIDS発症後にHIV感染に気づく人が大半を占めています。
HIVに感染しても、可能な限り早期に治療を受ければ、AIDSの発症を押さえ込み、普通の社会生活が営めるようになってきています。
しかし、HIV感染に気づかずAIDS発症直前や発症後にHIV感染に気づき、治療を開始しても、既に手遅れとなっています。
厚生労働省エイズ動向委員会の調査によると、HIVに感染しても30%以上がHIV感染に気づいていない状況が明らかになっています。
HIVに感染しても全く症状がない人もいますが、感染後平均6週間後ぐらいでおよそ60%の人に発熱や発疹、咽頭痛、下痢、左右対称のリンパ線の腫れなどの初期症状がでます。
初期症状は多彩であることから、風邪やインフルエンザなどのウイルス感染症との区別は出来ないことから、感染するような機会があった人はHIV検査を受けられる時期が来れば、必ずHIV検査を受けるべきです。
感染が怖いからHIV検査を受けないで日時が経過して、AIDS発症による各種症状が出てからHIV検査を受けて陽性が判明して、その時に治療を開始しても最終AIDSを発症して死に至ります。
このような状況にならないためにも、感染するような行為をした人は、HIV検査を受けられる時期が来れば、必ず検査を受けることです。
感染後怖いからと言ってHIV検査を受けないことは非常に危険です。
HIV検査を受けないで感染不安を持ち続けることは、精神的ストレスに陥り、体調も悪くなり、ノイローゼに陥ります。
いつも申し上げているように、クラミジアや梅毒などの性行為感染症にかかると、HIV感染のリスクが数十倍から数百倍に上昇しますから、性行為感染症と診断され場合には、必ず同時にHIV検査を受けることをお勧めします。
HIV感染予防対策について
現時点では、HIV感染予防ワクチンは存在しないことと、治療薬も体の中から感染したHIVを無毒化して、完治させる抗HIV薬も存在しません。
HIVにいったん感染すると一生体の中のHIVは無くなることはありません。
抗HIV薬による治療も、HIVを完全に殺すのではなく、HIVの数を減らして、AIDSの発症を押さえ込む治療法です。
そして、いったんAIDSを発症してしまいますと、予後は死に至る事になります。
これらのことをよく考え、
1.HIVに感染するリスクのある行為は慎む。
2.相手の性編歴が分からない人と性行為の際には必ずコンドームを正しく使用して
感染予防を行う。
3.感染するリスクのある行為をした場合には、HIV検査を受けられる時期が来れば、必ずHIV検査を受けること。
以上を厳守する必要があります。
「一時の快楽のために、たったひとつしかない生命をかけることが出来ますか??!!」
このことを良く自問自答して下さい。
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