HIV/AIDSの基礎知識?2.HIVの増殖過程?
1.HIVがヘルパーT細胞の表面にくっつきます。
2.HIVとヘルパーT細胞が結合して、HIVのRNAと逆転写酵素がヘルパーT細胞の中に放出されます。
3.HIVの持つ逆転写酵素によって、HIVのRNAから二本鎖のDNAがつくられます。
4.作られた二本鎖のDNAはヘルパーT細胞の核に入り込み、「わっか」になります
5.HIVのDNAがヘルパーT細胞のDNAに組み込まれます。
(組み込まれたDNAをプロウイルスと呼びます)
6.刺激によってプロウイルスの遺伝子がHIVの部品を作り始めます。
7.RNAとタンパク質が集まり、新しいHIVが組み立てられます。
8.作られて成熟したHIVは、血液中に放出されます。
(もとのヘルパーT細胞は、HIVに食い尽くされて死滅してしまいます。)
このようにして体の中に侵入したHIVは、増殖を繰り返します。
HIVの増殖に利用されたヘルパーT細胞は、HIVに食いつぶされて、次第に減少していきます。
即ち、HIVが増殖すればするほど、体の中のヘルパーT細胞は死滅して減少していき、次第に体の免疫機能は低下していくことになります。
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