理解しやすく、役立つエイズのブログ-血液の鉄人のささやき- 薬剤耐性HIV株の流行について
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薬剤耐性HIV株の流行について

今日は、薬剤耐性HIV株について解説します。

米国やヨーロッパの先進国で、突然変異を繰り返し薬剤耐性を持ったHIVが、流行の兆しを見せているとの報告が相次いでいます。

米国カリフォルニア大学の研究チームは、サンフランシスコや他の都市で薬剤耐性HIV株が蔓延し、さらなる感染拡大が懸念されると報告しています。

この薬剤耐性HIV株の流行は、先進国に限らず、南アフリカやほかの発展途上国でもこの突然変異薬剤耐性HIV株が流行の兆しを見せていますがそれに対応できる抗HIV薬の準備が全く出来ていないのが現状です。

詳細なデータがないために発展途上国での薬剤耐性HIV株の良好の現状は分かっていません。

そのことから、薬剤耐性性HIV株が貧困国で増加すれば、世界中の公衆衛生にとって深刻かつ間近に迫った脅威となると研究グループは懸念を示していますが、現時点では、その対策は皆無です。
世界保健機関は、2008年、AIDS撲滅を目指した「検査と治療」モデルを発表していますが、HIV感染者が最も多いアフリカのすべての人々を検査し、HIV感染者を即座に治療することでAIDS拡大を阻止するという試みですが、薬剤耐性HIVを考慮していません。

世界保健機関が提唱した方法では薬剤耐性HIV株の耐性が一層増加することになり、抗HIV薬が通常のHIV株を排除した結果、薬剤耐性HIV株だけが生き残り感染力が一層高まる危険性が指摘されています。

先進国では、薬剤耐性HIV株に対する抗HIV薬の種類が多いことから、耐性予測モデルを元に、種々の抗HIV薬の組み合わせによって効果的な検討が可能ですが、発展途上国では、これが出来ません。

薬剤耐性HIV株の出現流行は、発展途上国のみならず、多くの種類の抗HIV薬を有する先進国でも驚異となりつつあります。

多くの薬剤耐性HIV株が流行すれば、やがて現在保有している抗HIV薬に対しても薬剤耐性を持つようになり、 抗HIV 薬が無効となってしまう可能性があります。

日本においても、今後米国やヨーロッパで出現流行している薬剤耐性HIV株が流行していく可能性は否定できません。

薬剤耐性HIVが流行して感染すれば、治療に使用する抗HIV薬が限定されて有効な治療が行えず、AIDSを発症することになってしまいます。

予防ワクチンやHIVを完全に殺して無毒化する抗HIV 薬が存在しない現在、各自がHIVに感染しないように予防するしか有効な対策がないことを、十分理解して行動する必要があります。

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    テーマ : 医療・病気・治療
    ジャンル : 心と身体

    tag : HIV 薬剤耐性性HIV株 AIDS 抗HIV薬

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