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HIV-2について?1.HIV-2とリアルタイムPCR検査について?

本日から数回に分けて、HIV-2について解説します。

HIV-2は、1985年、西アフリカにおいて発見され、従来のウイルスはHIV-1、新しいHIVはHIV-2と命名されました。

HIV-1HIV-2の基本的な遺伝子の構造はほぼ同じですが、塩基配列の相同性は低く60%ほどです。

最も大きな遺伝子の相違は、HIV-1にはvpu、HIV-2にはvpxがそれぞれに存在する事と、HIV-2の遺伝子の、gag、polのゲノムはHIV-1と高率に相同(似ている)しているので血清反応でも交叉反応を示しますが、envは50%以下の相同性しかないのでHIV-1抗体スクリーニング検査では検出できませんでした。

現実、HIV-2が発見されて、それまで使用してきたHIV抗体検査キットを調べた結果、全く検出できないことが判明して、直ぐにHIV-2が検出できるように改良された経緯があります。

HIV感染を証明するには、HIVを直接分離、ウイルスゲノムの検出はHIV感染の直接的な決め手となるりますが、検出率が低く、手技的にはなお改良の余地があります。

その為に、HIVの直接的な特定のDNAを増幅させるPCR法が採用される結果となりました。

この方法は極めて微量な血液から特定のDNAを試験管内で化学的に増幅し、高感度に検出する方法としてHIV感染症の診断に用いられて来ました。

しかし、逆に感度がよすぎるため極微量の外来ウイルスの混入によっても容易に誤った結果(偽陽性反応)を引き起こすという問題があったために、メーカは外界由来ウイルスの混入を防止する意味から、機械を使用する全自動のリアルタイムPCR検査を開発販売しました。

リアルタイムPCR検査の登場によって、外来由来のウイルスの混入による偽陽性反応は無くなりました。

現在では、すべてリアルタイムPCR検査に切り替えられています。

このリアルタイムPCR検査は、母子感染の早期診断、HIV抗体が見つかる前の感染初期HIV-1、感染後HIV抗体が長期間検出されない例、抗体産生能の悪い患者、HIV剤の薬効評価など特殊な場合に利用されています。

しかし、リアルタイムPCRの欠点として、HIV-2は見つけることが出来ません。

その為、メーカでは、HIV-2を見つけることの出来るリアルタイムPCR検査バージョン2を現在開発中で、近く日本でも登場するはずです。

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