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軟性下疳とHIV感染の関係

HIV/AIDSに関するQ&Aは、一旦お休みとさせて頂き、日を改めて再度解説していきます。

本日は、性行為感染症の一つの軟性下疳HIV感染について解説してみます。

軟性下疳(なんせいげかん)とは、軟性下疳菌(ヘモフィルス・デュクレイ)の感染により、性器部にコブなどを形成する性行為感染症のひとつです。

最近では、有効な治療法が確立されて、日本を含めた先進国ではほとんど見られなくなった性行為感染症ですが、アフリカやアジアなどの発展途上国などでは、まだ広く感染が確認されており、海外出張及び観光帰りで軟性下疳菌に感染して、帰国することがほとんどです。

そのため、アフリカやアジア等の発展途上国へ出張や観光に出かけて、羽目を外して、安易な性行為オーラルセックスは慎むべきです。


日本では、ほとんど見られなくなったこの性行為感染症を『幻の性行為感染症 軟性下疳』と呼んでいます。

潜伏期間は、数日から1週間程度と比較的短く、感染後早く症状が現れます。

軟性下疳の症状は次の通りです。

男性の場合は、包皮、カリ、亀頭、睾丸に膿のある米粒大のコブができ、痛みも伴い、触るとすぐ潰れ潰瘍になりますが、男性の半数は潰瘍がひとつしかできません。

女性の場合、ほとんどが大陰唇に膿のある米粒大のコブができ、痛みも伴い、触るとすぐ潰れ潰瘍になりますが、女性の半数以上は潰瘍が4つ以上出来ることが多いです。


しかし、男女ともに潰瘍からの膿が付着して周囲に潰瘍が多発することもあります。


初発症状出現後2週間内外に鼠径(そけい)部リンパ節が赤く腫れて化膿することがあり、有痛性横痃(おうげん)とよばれている股の付根のリンパ腺が腫れる。

コンドーム無しの性行為オーラルセックスによって、コブがつぶれ潰瘍となった部分にふれることから、性器や口腔に感染してしまいます。


軟性下疳の患者にはHIV感染者が多いことが報告されています。

その理由としては、軟性下疳によって性器粘膜に潰瘍が出来ていれば、潰瘍部分からHIVが簡単に侵入して感染するからです。

予防法はコンドームを使用することですが、軟性下疳が悪化して患部に潰瘍が広がっている状態では、コンドームを使用しても患部に接触する可能性がでてくるので、性的接触は避けるべきです。

軟性下疳そのものは、セフトリアキソン、アジスロマイシン、シプロフロキサシン、エリスロマイシン等の抗生物質の投与で、10日前後で完治しますが、軟性下疳に感染して性器や口腔粘膜に潰瘍が出来ていれば、粘膜の感染防御バリアが破壊されていることから、HIVの感染リスクが通常の数百倍に跳ね上がりますので注意が必要です。

専門家の間では、軟性下疳感染者は、HIV感染を疑えとさえ言っています。


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    テーマ : 医療・病気・治療
    ジャンル : 心と身体

    tag : 軟性下疳 性行為感染症 HIV感染 性行為 オーラルセックス コンドーム 有痛性横痃

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