なぜエイズワクチンは未だにできていないのか???
医学が進歩した現在、「なぜエイズワクチンは未だにできていないのか???」という素朴な疑問を誰しもが抱いているでしょう。
今回はこの疑問点を血液の鉄人なりに探ってみます。
それは一言で言ってHIV-1の感染と防御免疫誘導のメカニズムが未だ完全には解明されていないからです。
例えば、ウイルス感染症予防に通常用いられる弱毒生ワクチンを接種すると、サルのエイズモデルでは明らかに感染予防効果が認められて有効ですが、HIV-1の場合、そのレトロウイルス特有の高い遺伝子変異性による強毒株出現の危険が伴うため、安全性の観点からこの方法は採用できません。
その為、次ぎに考えられた方法は、弱毒生ワクチンで誘導される免疫応答を模倣できるような候補ワクチンを作ろうというのが現在の主流となってきています。
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今回はこの疑問点を血液の鉄人なりに探ってみます。
それは一言で言ってHIV-1の感染と防御免疫誘導のメカニズムが未だ完全には解明されていないからです。
例えば、ウイルス感染症予防に通常用いられる弱毒生ワクチンを接種すると、サルのエイズモデルでは明らかに感染予防効果が認められて有効ですが、HIV-1の場合、そのレトロウイルス特有の高い遺伝子変異性による強毒株出現の危険が伴うため、安全性の観点からこの方法は採用できません。
その為、次ぎに考えられた方法は、弱毒生ワクチンで誘導される免疫応答を模倣できるような候補ワクチンを作ろうというのが現在の主流となってきています。
今までに開発されたエイズワクチンを見てみますと、
1.第一世代のエイズワクチン
中和抗体産生を目指したHIVの表面抗原gp120ワクチン(VaxGen)の失敗(2003年)。
変異株が出現することから、開発されたエイズワクチンの効き目がない。
2.第二世代のエイズワクチン
細胞性免疫にターゲットを絞った遺伝子組み換えベクターワクチンの開発。
チンパンジーを用いた有効性が報告され、既に臨床試験に進んだ候補ワクチンはあるりますが、チンパンジーで効果があったからといって、人のHIV-1感染を防ぐかどうかの判定には、Phase III試験(人にワクチンを接種してその効果を見る)の結果を待たなければ解りません。
Phase IIIまでの試験を遂行するには長い時間と莫大な費用がかかるのと、開発途上国で使用できるように製造コストを安価に抑えねばならないという大きな問題点が残ります。
このような理由から、製薬企業からすればクリアするハードルがあまりにも高すぎ、開発への障害になっているのが現状です。
今までに開発されたエイズワクチンは、実験室レベルで、有効性が認められても、チンパンジーを使用した感染予防試験では、「有効性が認められない」・「感染予防が出来ず、逆にHIVに感染してしまった」等の、結果となり振り出しに戻ったものは非常に多くあります。
また、チンパンジーで感染予防効果が認められても、人による接種効果試験で、感染予防があるかの試験をするには、その安全性が充分確認されないと出来ないという大きなハードルがあります。
ランキング投票をお願いします。
↓

1.第一世代のエイズワクチン
中和抗体産生を目指したHIVの表面抗原gp120ワクチン(VaxGen)の失敗(2003年)。
変異株が出現することから、開発されたエイズワクチンの効き目がない。
2.第二世代のエイズワクチン
細胞性免疫にターゲットを絞った遺伝子組み換えベクターワクチンの開発。
チンパンジーを用いた有効性が報告され、既に臨床試験に進んだ候補ワクチンはあるりますが、チンパンジーで効果があったからといって、人のHIV-1感染を防ぐかどうかの判定には、Phase III試験(人にワクチンを接種してその効果を見る)の結果を待たなければ解りません。
Phase IIIまでの試験を遂行するには長い時間と莫大な費用がかかるのと、開発途上国で使用できるように製造コストを安価に抑えねばならないという大きな問題点が残ります。
このような理由から、製薬企業からすればクリアするハードルがあまりにも高すぎ、開発への障害になっているのが現状です。
今までに開発されたエイズワクチンは、実験室レベルで、有効性が認められても、チンパンジーを使用した感染予防試験では、「有効性が認められない」・「感染予防が出来ず、逆にHIVに感染してしまった」等の、結果となり振り出しに戻ったものは非常に多くあります。
また、チンパンジーで感染予防効果が認められても、人による接種効果試験で、感染予防があるかの試験をするには、その安全性が充分確認されないと出来ないという大きなハードルがあります。
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コメントの投稿
世界中で待たれるワクチン
こんばんは。
久しぶりに書き込みさせていただきます。
ワクチンを研究者の方々が開発中だということは、私も知っておりましたが
実際どのような開発がおこなわれているかは、全く見えない世界だったので
すごく勉強になりました。
「弱毒性のワクチン?」を与えることで逆にHIVに感染する可能性があるというのは
臨床試験で人間に投与するときにはもっと怖いですよね。
2年ほど前に日本のタカラバイオという企業で
試験管の中でエイズウィルスの中和(←ウィルスを駆除)に成功
というNEWSを耳にして、すごく期待した記憶がありますが
その後は、大きくとりあげられることもなく
やはり苦戦しているのでしょうか。
今までの重い病気(梅毒等)を人類が克服してきたように
HIVについても一日も早くワクチンが完成することを願うばかりです。
久しぶりに書き込みさせていただきます。
ワクチンを研究者の方々が開発中だということは、私も知っておりましたが
実際どのような開発がおこなわれているかは、全く見えない世界だったので
すごく勉強になりました。
「弱毒性のワクチン?」を与えることで逆にHIVに感染する可能性があるというのは
臨床試験で人間に投与するときにはもっと怖いですよね。
2年ほど前に日本のタカラバイオという企業で
試験管の中でエイズウィルスの中和(←ウィルスを駆除)に成功
というNEWSを耳にして、すごく期待した記憶がありますが
その後は、大きくとりあげられることもなく
やはり苦戦しているのでしょうか。
今までの重い病気(梅毒等)を人類が克服してきたように
HIVについても一日も早くワクチンが完成することを願うばかりです。
コメントありがとう御座います。
世界中の研究者がワクチン開発に日夜精力的に取り組んでいますが、有効なワクチンは未だ出来ていません。
エイズワクチンの開発は、血液の鉄人も解説していますように、非常に難しいのが現状です。
エイズウイルス感染予防は、一人一人が、正しく感染するしか現時点では対策がありません。
今後も最新の情報を発信していきます。
エイズワクチンの開発は、血液の鉄人も解説していますように、非常に難しいのが現状です。
エイズウイルス感染予防は、一人一人が、正しく感染するしか現時点では対策がありません。
今後も最新の情報を発信していきます。






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