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HIV感染から発病までの経過について?3.エイズ発症期?

HIV感染の無症候期には、血液中のHIVの量は見かけ上安定しているように見えますが、実際は決して他のレトロウイルス感染症における潜伏期のような静的な状態ではなく、血液中では日々多くのHIVが作り出されています。

HIVは体内で1日当たり10億個から100億個の速さで産生され、一方、それに見合うだけのヘルパーT細胞が産生され、感染し破壊されるというダイナミックな過程が感染者の体内で日々繰り返されています。

また、HIV感染の主要な場はリンパ節で、リンパ節の中では感染の早期からウイルスの増殖とリンパ濾胞の破壊が進行しています。

このようにHIVと身体の免疫系とのたゆみない攻防の末、ついには免疫系が破綻し、AIDSが発症すると考えられています。
なお、無症候期に定常状態になった時のHIVの量(ウイルス・ロード)をウイルス学的セットポイントといい、この値がその後の予後に重要な関係があり、セットポイント時のHIVの量が多い程AIDSを発症しやすいことが明らかにされています。

無症候期を過ぎエイズ発症前駆期(中期)になると、発熱、倦怠感、リンパ節腫脹などの諸症状が出現し、帯状疱疹などを発症しやすくなります。

HIVに感染して、抗HIV薬による治療が行われないとHIV感染がさらに進行し、血液中のHIVの増殖を抑制できなくなり、ヘルパーT細胞の破壊が進み、免疫機能が低下していきます。

そして、免疫機能が極度に低下した時点で、色々の日和見感染症に感染していきます。

ヘルパーT細胞(CD4リンパ球数)が、200/mm3以下になるとニューモシスチス肺炎(カリニ肺炎)などの日和見感染症を発症しやすくなり、さらにヘルパーT細胞が50/mm3を切るとサイトメガロウイルス感染症、非定型抗酸菌症、中枢神経系の悪性リンパ腫などを発症する頻度が高くなり、食欲低下、下痢、低栄養状態、衰弱などが著明となってきます。

これがいわゆるAIDS発症です。

AIDSを発症して未治療の場合の予後は2 ?3年と言われています。

そのため、感染するような不安な行為をすれば、検査を受ける時期を間違わず必ずHIV検査を受けて、仮に感染が判明すれば、早期に抗HIV薬によるの投与を開始することが大切です。
早期に治療すればHIVの増殖を抑えて、AIDSの発症を押さえ込むことが可能です。
治療が遅れたり、治療しないとHIVの増殖が促進されて、AIDSを発症してしまいます。


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    テーマ : 医療・病気・治療
    ジャンル : 心と身体

    tag : HIV 無症候期 ヘルパーT細胞 AIDS エイズ発症前駆期 日和見感染症 抗HIV薬

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