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咽頭(のど)のクラミジア感染とHIV感染について

クラミジアは、日本を含めて全世界で一番多い性行為感染症です。

クラミジアは、クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)と呼ばれる病原体が、性器・尿道・咽頭に感染することで起こる性行為感染症の一種です。

一昔前は、クラミジア感染は性行為によって、性器や尿道に感染していましたが、近年はオーラルセックスによる咽頭への感染が多く報告されています。

男性のセックスパートナーが感染していれば、オーラルセックスから女性に50?70%程度の率で感染するといわれています。

さらに 感染していることを知らないで治療も受けず、パートナーに感染させることが多い病気です。

咽頭への感染を知らずに、咽頭にいつまでもクラミジアを持ち続け、何時までも感染源になるのです。

咽頭への感染の場合、90%は症状がありません 仮に症状があっても軽く、咽頭(のど)の異和感程度ですから、風邪による咽頭炎と考えられがちです。

膣にクラミジア感染がある女性の20%に咽頭にも感染があったとの報告もあります。

咽頭にクラミジア感染があれば、フェラチオクンニンリングスディープキス(唇を追わせる程度のキスでは感染しない)で相手に感染させてしまいます。

クラミジア感染の増加の理由は、以前から風俗業界を中心に感染増加が確認されてきましたが、現在も、風俗は咽頭への性行為感染症が一番感染しやすい場所であるとされています。

風俗での感染拡大の大きな原因として、客である男性が性行為感染症そのものに対して軽く考えている傾向があることが挙げられます。

また、最近ではオーラルセックスそのものが普及し、恋人同士での感染など、以前は少なかった風俗以外での咽頭への性行為病感染が増加しています。

咽頭の性行為感染症も、性器の性行為感染症と同じく、どちらかでも予防に消極的であれば、それだけで感染の可能性は高くなってしまいます。

さらに、咽頭への性行為感染症は、感染しても重い症状にならないので気づきにくく放置されやすいことから、感染を広げる原因となっています。

クラミジアは体外での繁殖力は弱く、同じ食器やタオルを使う程度では感染しません。

咽頭や性器への感染は、感染者と直接粘膜が触れ合ったときだけと考えてよいでしょう。

咽頭のクラミジアの検査方法は、咽頭ぬぐい液で検査します。

クラミジア感染症でも、感染する場所が性器と咽頭であれば、受診する診療科が異なります。

性器感染の場合は、泌尿器科・性病科・産婦人科(女性のみ)で検査が可能ですが、咽頭の検査はこれら診療科では検査は出来ません、感染の検査は、耳鼻咽喉科となります。

治療は性器のクラミジア感染症と同じ抗生物質(クラビッド、ジスロマックなど)が有効ですが、1日の使用量は咽頭感染の場合は、性器感染に比べて2倍、使用期間も2倍が必要とされています

性器へのクラミジア感染があれば、性器粘膜がクラミジアでタダレ、HIVの感染確率が数十倍から数百倍となることは、認識されていますが、咽頭の粘膜にクラミジア感染があり、咽頭の粘膜がタダレれば、当然体液が多く咽頭に入るオーラルセックスによって、HIV感染の確率が高くなることを十分認識しておく必要があります。

クラミジア感染の予防は、性行為の場合もオーラルセックスをする場合も男女ともがコンドームを正しく使用することにより、感染予防が可能となります。

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    テーマ : 医療・病気・治療
    ジャンル : 心と身体

    tag : HIV クラミジア 咽頭感染 オーラルセックス フェラチオ クンニンリングス ディープキス コンドーム

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    クラミジア感染症

    クラミジアに感染しても治療可能ということで、
    それ自身は悲観することのない病気だと思いますが
    決して、甘く見てはいけない感染症だと認識いたします。

    ①自覚症状がないまま、他の人へ感染させる可能性があること
    ②粘膜組織のバリアが破壊されることで)HIVに感染する確率が非常に高くなること

    以上2点(特に②)は、決して放置できる問題ではないということで
    早期に検査を受けて、早期に治療することが重要であることを認識いたしました。

    血液の鉄人先生が常日頃から申し上げておられるように
    何よりも不安な行為をしないことが一番大切だと改めて思いました。

    感染率

    クラミジアなどの性病持ちの人がエイズウイルスに感染しやすいという定説ですが、人体実験が事実上不可能なエイズウイルスが他の性病を持っている人とそうではない人で感染率に差が出る理由はどのような科学的事実から導かれたものなのでしょうか?単にエイズウイルスにかかった人が他の性病をもっていたからという統計データによるものでしょうか。又、クラミジアや林病などに気づかずに生活していたら最終的にどうなるのかも併せて解説頂けるとうれしいです。

    Re: 感染率

    HIV感染者やAIDS患者を疫学的に調査した結果、クラミジア・梅毒・淋菌等の性行為感染症に感染している事が解り、それを分析した結果、これら性行為感染症に感染すれば、性器粘膜がタダレて、粘膜の感染バリヤーが破壊された結果感染しやすくなると言う医学的根拠が得られたと言うことです。
    性行為感染症に感染して、治療しないで放置すれば将来どのようになるかは、ブログや『新医学と切手の知識』の中で解説しています。

    キスで喉クラミジアに?

    鉄人、質問です。

    喉のクラミジアを持った方とディープキスをして同じ喉クラミジアに感染する事はありますか?
    できれば、"可能性”でなく実例が知りたいです。

    Re: キスで喉クラミジアに?

    喉へのクラミジアの感染は、医療現場では多く発生しています。

    楽 天

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