パイプカットをした人とコンドーム無しの性行為をしてもHIVには感染しないのか?
パイプカットとは、『両側精管結紮切除術 』と呼ばれます。
男性の睾丸から精嚢への管を外科手術的に閉塞する方法で、これを行うと精嚢腺に精子が貯蔵されなくなり精嚢腺と前立腺から分泌される精液に精子が存在しなくなります。
パイプカットを行っても精液自体は無くならず、射精することは可能です。
精液の中に精子が含まれないために、妊娠させることはなくなります。
射精時には精液を放出することから、男性自身の性的満足感は、全く変わりありません。
それでは、パイプカットした人が、HIV感染者であった場合、コンドーム無しの性行為をしたとき、HIVに感染しないのでしょうか?
その理由は、パイプカットは、精液の中に精子が入り込まないようにして、女性を妊娠させないだけで、射精の際には精液が放出されます。
精子の中にHIVが存在するのではなく、精液の中のリンパ球の中にHIVが存在しますから、射精により精液が膣内や肛門内に放出されると、当然相手に感染させてしまいます。
パイプカットした人と性行為をするときでも、HIV感染を予防するためには、必ずコンドームを使用することです。
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パイプカット
コンドームを正しく使用することだと理解しました。
このケースでも、精液にはウィルスが存在することからして
性行為を行う場合はコンドームを正しく使用して
感染の予防に努めないといけないと認識しました。