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梅毒検査における生物学的偽陽性反応とは

梅毒血清学検査のSTS検査(Serologic Test for Syphilis)では、抗カルジオリピン抗体を用いて検査をしますが、梅毒トレポネーマに感染していないにもかかわらず陽性反応がみられます、このような現象を生物学的偽陽性反応(BFP:Biological False Positive)と呼びます。

STS検査はカルジオリピンと言うリン脂質に対する抗体を検出しますが、リン脂質は細胞質などの成分として生物界に広く分布していることから、梅毒以外の疾患でもリン脂質に対する抗体が産生され、反応が陽性となることがあります。

BFPを呈する代表的な疾患としては、膠原病、慢性肝疾患、結核やHIV感染症などがありますが、妊婦や高齢者などでも偽陽性となることがあります。

また健康人でも常にSTS検査が偽陽性反応を引き起こす人がいます。

梅毒における生物学的偽陽性反応を防止するには】


梅毒トレポネーマと直接関係ない脂質を抗原としているため生物学的偽陽性と起きて当然です。

その為梅毒の確定診断にはTP(Treponema pallidum)を抗原としたTPHA法(梅毒血球凝集反応)とFTA-ABS法(梅毒蛍光抗体吸収法)が用いられます。

STS検査が陽性となっても直ぐには梅毒トレポネーマに感染しているとは言えません。

TP検査を実施して陽性となって初めて生物学的偽陽性反応を否定でき、梅毒トレポネーマに感染していると判断できる訳です。

要するにSTS検査が陽性となり、TP検査であるTPHAやFTA-absを実して、TP検査が陰性となる場合は生物学的偽陽性反応ということになります。

生物学的偽陽性反応の発生頻度ははっきりと分かっていません。

また、生物学的偽陽性反応の出現を完全に防ぐことは出来ません。

3年間に人間ドックで受診した14,337名中26名(0.18%)にBFPが認められたという研究報告が1993年に発表されていますが、この数値も参考値と受け止めるべきでしょう。
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    テーマ : 医療・病気・治療
    ジャンル : 心と身体

    tag : 梅毒 生物学的偽陽性反応

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