梅毒の流行はHIV感染者を激増させる!?
ここ数年は全国的にはもちろん、若い女性にも感染者が急増しています。
厚生労働省の「性感染症報告数」によりますと、女性の梅毒者数は2015年には377人だったのが、2016年には763人と1年で約2倍に増加し、更に5年前と比べると約5倍に増加しています。
なかでも、20~24歳、25~29歳の女性が圧倒的に多く、報告数も1年前に比べ2倍以上増加しています。
梅毒患者を男女別に見てみますと、圧倒的に異性間の性的接触が多く、全体の80%を占めます。
男性は同性間接触が圧倒的に多かったのが、2015年には異性間接触による患者が増加していることです。
当然女性は異性間接触により感染しています。
2015年の男性の感染原因で異性間の性的接触が急増したのは、女性の異性間の性的接触での感染が増えた影響と考えられます。
不安な行為をして梅毒スピロヘータに感染しても気づくことが殆どないことから、梅毒患者の増加に拍車をかけることになります。
梅毒の流行は、HIV感染者の増加に深く関わっています。
梅毒トレポネーマに感染して、性器粘膜にタダレがあるとHIVに感染するリスクが数十倍から百倍と高くなります。
先進国の内唯一日本はHIV、感染者数が増加しています。
梅毒の流行即ちHIV感染者の増加が掬されている昨今です。
梅毒に感染する可能性のある行為をした場合には、必ず適切な時期に梅毒検査を受けることです。
梅毒はHIVのようにコンドームでは感染予防が出来ません。
感染のリスクを低くする事しか出来ません。