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エリートコントローラー-2.白血球抗原HLAとの関係-

一般的にはHIVに感染し適切な治療を受けないまま放置していると、やがてはエイズ(後天性免疫不全症候群)を発症してしまいます。

一昔では感染後10年以上経過してからエイズを発症していましたが、最近では早く3年で発症しています。

ところがエリートコントローラーと呼ばれる人は、免疫細胞に寄生したHIV自体を他の免疫細胞が素早く発見し、HIVが増殖する前に攻撃を仕掛け、HIVを撃退する事ができるため、体内のHIVの増殖を抑える事ができ、治療を受けなくてもエイズを発症しないと言われています。

アフリカのボツアナの一部のHIV感染者の中には、血液中のHIV量が長期わたり非常に低いレベルで維持できるエリートコントローラーとよばれる人が存在しています。

彼らの中には治療をしなくても全くAIDSを発症しない感染者も存在しています。

ボツワナの多くの患者は、白血球抗原の一種の"HLA-B57"という異なった遺伝子を持ち、その遺伝子がHIVから生命を守るのに役に立っていることが明らかにされています。

HIVは"HLA-B57"に適合しHIVその物が伝染力の弱いHIVへと変化していきます。

HLAは,種類ごとにそれぞれ異なる配列のペプチドを細胞障害性T細胞(CTL)やナチュラルキラー細胞(NK細胞)に提示し,これらの免疫細胞を活性化させる役割を有しています。

今後、"HLA-B57"をもつエリートコントローラーを研究する事でHIVワクチンと新しい治療方法の開発に役に立つと考えられています。

まだまだ未知のことが多く、今後の研究が期待されています。

【付録】

HLA(Human Leukocyte Antigen=ヒト白血球抗原)とは、ヒトの組織適合性抗原で、遺伝子の第6染色体短腕部に存在する主要組織適合遺伝子複合体(MHC:Major Histocompatibility Complex)の産物です。

赤血球を除くほぼ全ての細胞と体液に分布し、自己と非自己の識別に関与する重要な免疫機構として働いています。

A座、C座、B座、DR座、DQ座、DP座など多くの抗原の組み合わせで構成され、それにさらにそれぞれが数十種類の異なるタイプをもち、ハプロタイプと呼ばれる父母それぞれから受け継いだ遺伝子座の一対の組み合わせは数万通り存在するとも言われています。

日本人の"HLA-B57"は、ゼロですが存在したとしても極めて稀です。
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    tag : エリートコントローラー HLA-B57

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