理解しやすく、役立つエイズのブログ-血液の鉄人のささやき- 2009年10月






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針刺し事故と薬物注射によるHIV感染の違いについて

医療現場で患者の血液を採血して、その針を誤って採血者の手や指に刺すことを『針刺し事故』と言います。

この場合、針は皮膚深く刺さり、皮膚の中や血管の中に採血された患者の血液が入り込みます。

採血された患者の血液の中にHIVが存在すれば、当然感染のリスクは高くなります。

現実諸外国では、針刺し事故からHIV感染が発生しています。

しかし、日本では、現在まで針刺し事故によるHIV感染は起こっていません。

針刺し事故からHIVに感染する確率は、0.3%と非常に低いとされています。

針刺し事故の場合は、皮膚や血管内に入る血液の量が少ないことから、感染力の非常に弱いHIVの感染は起こりにくいと考えられています。

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tag : HIV感染 針刺し事故 薬物注射

咽頭(のど)のクラミジア感染とHIV感染について

クラミジアは、日本を含めて全世界で一番多い性行為感染症です。

クラミジアは、クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)と呼ばれる病原体が、性器・尿道・咽頭に感染することで起こる性行為感染症の一種です。

一昔前は、クラミジア感染は性行為によって、性器や尿道に感染していましたが、近年はオーラルセックスによる咽頭への感染が多く報告されています。

男性のセックスパートナーが感染していれば、オーラルセックスから女性に50?70%程度の率で感染するといわれています。

さらに 感染していることを知らないで治療も受けず、パートナーに感染させることが多い病気です。

咽頭への感染を知らずに、咽頭にいつまでもクラミジアを持ち続け、何時までも感染源になるのです。

咽頭への感染の場合、90%は症状がありません 仮に症状があっても軽く、咽頭(のど)の異和感程度ですから、風邪による咽頭炎と考えられがちです。

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tag : HIV クラミジア 咽頭感染 オーラルセックス フェラチオ クンニンリングス ディープキス コンドーム

欧州のHIV感染者の現状と日本の現状について

2008年10月26日、欧州委員会(European Commission)は、HIV感染者の3人に1人が、自らが感染者であることを知らず、他人へのHIV感染の危険性を高めているとの報告書を発表しました。

さらに、AIDSが登場してからすでに25年以上経過していますが、欧州委員会は、欧州がエイズに対する警戒を解く時期ではないとも警告しています。


また、近隣諸国の中には、HIV感染者が倍増した地域もあると述べています。

現在AIDSの発症や進行を抑える抗HIV薬は存在しますが、HIV予防ワクチンやHIVを無毒化して体内から駆逐する薬剤はなく、AIDSを発症すると完治させる治療法は未だに存在しません。

欧州委員会のアンドローラ・ワシリウ委員(保健担当)は声明で、「HIV/AIDSに対する闘いへの政治的な気運を維持する必要がある」と訴えています。

また、ワシリウ欧州委員は、「人々に、自らに責任をもち、パートナーとセーフセックスについて話し合い、実践し、HIV検査を受けに行くよう働きかける必要がある」とも述べています。

欧州委員会の統計によれば、欧州連合(EU)27か国とその近隣諸国のHIV感染者またはエイズ患者の数は、2001年の150万人から07年に220万人に増加し、そのうち73万人がEU域内に生活しているとのデータを発表しています。

07年には、EUと近隣諸国で約5万人の新たなHIV感染者が見つかったとも報告しています。

HIVに感染している15-49歳の成人の人口に占める割合は、国によって異なりますが、最も少ない国で0.1%、最も多い国で1.0%以上との統計も得られています。

フランス、イタリア、スペイン、ポルトガルは比較的感染者率が高く、0.4%から0.5%で、エストニアはさらに高く、感染者率は約3倍の1.3%となっています。

ロシアでは人口の約1.1%がHIVに感染しており、ウクライナは1.6%にも上ると報告されています。

それでは、日本の現状はどうなのでしょうか?

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tag : HIV感染予防 AIDS コンドーム HIV検査 セイフティセックス HIV予防ワクチン 抗HIV薬

血液センターにおけるHIV検査の変遷について

今日は、日本の血液センターが実施してきたHIV検査の変遷を簡単に紹介しておきます。

血液センターでは、1986年5月から、大阪・東京等の一部の血液センターでHIV抗体検査を試験的に実施した結果、13万人中3人のHIV抗体陽性者が見つかりました。

この結果を受けて1986年11月から、EIA法で全献血者のHIV抗体検査を開始しています。

HIV抗体検査開始から、現在に至るまでのHIV検査の変遷を紹介します。

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tag : HIV抗体検査 EIA法 PA法 HIV-1/2 核酸増幅法(NAT) 化学発光酵素免疫法(CLEIA法) 献血

NAT検査のみで陽性となった献血者はどの程度存在するのか?

現在、血液センターでは、化学発光酵素免疫法(CLEIA法)で、HIV-1/2の抗体検査を、NAT検査でHIV-1/2の核酸を検査しています。

HIV抗体検査での陽性者数は、『新医学と切手の極意』の「知識の窓」に紹介していますのでご覧下さい。
   ↓    ↓   ↓   ↓
献血者におけるHIV抗体陽性者の実態について

それでは、HIV抗体検査で陰性で、NAT検査で陽性となった献血者数はどの程度存在するのでしょうか?

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tag : HIV-1/2 NAT 化学発光酵素免疫法(CLEIA法) 献血 HIV感染 ウインドウピリオド

輸血によるHIV感染について

HIVが含まれた血液を輸血されると、ほぼ100%の確率で、HIVに感染します。

日本の輸血用血液は、現在100%が善意の献血によるものです。

一部の先進国や発展途上国では、未だに売血による血液が輸血に使用されています。

日本における輸血によるHIV感染の現状はどうなのでしょうか?

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tag : HIV 輸血によるHIV感染 NAT 化学発光酵素免疫法 ウインドウピリオド 献血

献血でHIVに感染することがあるのか??!!

かなり以前に、一部のマスコミが、献血によるHIV感染が発生したという誤った報道をしたことから、献血をするとHIVに感染するとの噂が広まり、一時的に献血が激減した事があります。

献血によるHIV感染は根も葉もない事です。

しかし、この誤った報道によって、「献血をすればHIVに感染する」、「献血によってHIVに感染した」等という事を一部の人が信じているようです。

それでは、献血によって本当にHIVは感染しないのでしょうか?

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tag : HIV 献血 献血によるHIV感染

HIV感染予防ワクチンの追加情報

タイで約16,400人が参加して行われたHIV感染予防ワクチンの臨床治験の追加情報が明らかになったので、紹介します。

タイ保健省や米陸軍HIV研究プログラムなどの研究チームが23日までに、米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン電子版に論文を発表しました。

今回のHIV感染予防ワクチンの治験結果から、HIV感染者が3割減る予防効果が実証され、HIV予防ワクチン実現へ大きく前進したと考えられます。

しかし、このHIV感染予防ワクチンの感染予防効果は1年で弱まり、感染後は血液中のHIVが減少しないことも明らかにされました。

この結果は、今後のより有効なHIV感染予防ワクチンのを開発を行う上での基礎になりそうです。

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tag : HIV感染予防ワクチン HIV感染予防 コンドーム

オーラルセックスによる喉への淋菌の感染とHIV感染について

淋菌感染症は、男性に多い性行為感染症で、排尿時の尿道の激しい痛みと膿が出る症状がありますが、女性は症状が出にくいといわれています。

ここ数年来、淋菌の喉への感染報告が増加しています。

今日は、オーラルセックスによる喉への淋菌感染と、HIV感染の関係について解説してみます。

淋菌に感染するような行為の後、症状が現れるまでの潜伏期間は、人によって異なりますが、およそ2?7日間です。

淋菌感染症は、コンドームなしの性行為や肛門性交により感染、自覚症状が現れない場合も多くあることから、知らないうちに感染し、知らないうちに他の人に感染させることもあります。

最近ではフェラチオクンニンリングスによる咽喉への淋菌感染や咽喉から、性器や肛門への淋菌感染が増加しています。

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tag : HIV 淋菌 咽頭(のど)への淋菌感染 オーラルセックス フェラチオ クンニンリングス 性行為 コンドーム

性行為で感染する“欧米型”HBV(B型肝炎ウイルス)について

現在、従来から日本国内で発生していたHBVの遺伝子型B、Cに変わって、欧米由来の遺伝子型AのHBVの感染が広がっています。

この欧米由来の遺伝子型AのHBVは、従来の遺伝子型B及びCのHBVとは臨床像が異なり、慢性化しやすいのが特徴です。

国立病院機構肝疾患ネットワークに参加する28施設が、1991?2008年にB型急性肝炎で入院した患者498人を対象に行った調査では、1990年代前半には、遺伝子型Aは平均して全体の6%程度でしたが、90年代後半から増加が目立つようになり、07年からはB型急性肝炎全体の50%以上を欧米型の遺伝子型Aが占めるようになっています。

現時点では感染者は圧倒的に男性が多く、ホモセクシャルやバイセクシャルで不特定多数と性交渉を持っている人、年齢層では20?30歳代での発症が多いという調査結果が出ています。

これは、海外から持ち込まれ、同性愛者の間で感染した例だけでなく、既に国内の異性間性行為での感染例も増加しており、感染の様式はHIVの流行の時に非常によく似ています。

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tag : HBV 欧米型HBV HBワクチン コンドーム

HIV混合予防ワクチンについて

2009年10月20日、フランスのパリで開催されたエイズワクチン会議において、2009年9月24日に、米軍とタイ衛生省が共同で治験を行ったHIV予防ワクチンの感染予防効果が証明されたと発表されました。

更に、HIV予防ワクチンの臨床試験の結果が20日、医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル(New England Journal of Medicine)」にも発表されました。

その内容としては。

1.治験には18?30歳の男女約1万6000人に実施された。

2.治験者全体を二つの集団に分け、半数に仏製と米製の2種類(ALVACとAIDSVAX)の混合ワクチンを接種、残りの半数に無害な偽ワクチンを接種、通常の生活をさせた。

3.接種後3年間の追跡調査の結果、偽ワクチンを接種した集団は74人がHIVに感染したが、混合HIVワクチンを接種した集団の感染者は51人で、偽ワクチンを接種した集団より感染率が約31%低いというデータが得られた。

ALVACとAIDSVAXのHIV予防ワクチンは、約15年前に開発され、現在に至るまでに数多くの治験が行われてきましたが、ほとんど予防効果が得られないという結果しか得られていませんでしたが、今回これらのワクチンを混合して接種することで、感染予防効果が得られたということです。

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tag : HIV HIV予防ワクチン

HIV確認検査の蛍光抗体法について

HIV抗体検査が陽性の場合に、確認試験のひとつの蛍光抗体法について解説します。

蛍光抗体法は、

1.HIVを感染させたヘルパーT細胞をガラススライドに貼り付けて、その上に検査する血清を乗せて37℃で一定時間加温します。

2.加温終了後、リン酸緩衝液で、スライドグラスの上の血清を洗浄して洗い流します。

3.再度スライドグラスの上に、蛍光物質を乗せて更に37℃で一定時間加温します。

4.加温終了後、再度リン酸緩衝液で、スライドグラスの上の蛍光物質を洗浄して洗い流します。

5.スライドグラスを蛍光顕微鏡で観察して、HIV感染ヘルパーT細胞が蛍光を発しているかを観察します。

判定方法はどのようにするのか?

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tag : HIV HIV確認検査 蛍光抗体法

お知らせ

当ブログに訪問される方に再度のお願いを致します。

1.ブログのコメント欄に質問をされる方が未だにおられますが、コメント欄に質問をされても一切回答・返信は致しません。
コメント欄は、記事に対する、評価・意見・賛否などのコメントをお願いします。
質問や相談があるときは、当ブログの親サイト『新医学と切手の極意』の「エイズ相談掲示板」からお願いします。
コメント欄への質問は削除して回答・返信は一切致しませんのでご了承下さい。
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2.お知らせ

2009年10月16日のプログで紹介しました、『HTLV-1について』の詳細で分かりやすい解説を、『新医学と切手の極意』の「知識の窓」に掲載していますので、是非ともご覧ください。

内容はについては以下の通りです。

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tag : お知らせ HTLV-1

HIV陰性エイズ様症候群について??!!

1992年7月、米国においてHIVが陰性で、エイズに似た免疫不全を起こしている11人が報告されました。

更に同年7月にはオランダのアムステルダムで開催された「第八回国際エイズ会議」でも、各国の研究者から同様の報告がされ、新種のHIVによる症例と論議され、世界各国の研究者の調査を受けて、92年9月29日WHOは、過去6年間に遡っての世界中の調査から、約100例の『HIV陰性エイズ様症候群と原因不明の重篤な免疫不全』の症例が見つかりましたが、これらの症例はこれ以上流行することなく、また、これらの症例からは、新種のHIVやその他のウイルスも見つからなかったことから、これらの症例は、エイズに関係なしと公式見解を発表しました。
その後現在に至るまでに、『HIV陰性エイズ様症候群』は一切報告されていません。

この『HIV陰性エイズ様症候群』についてはどのように考えればよいのでしょうか?

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tag : HIV 、HIV陰性エイズ様症候群

日本では針刺し事故からのHIV感染は発生しているのか?

2001年9月8日の読売新聞が、『病院の清掃中に針刺してエイズ感染?男性死亡』と報道しています。

この事例は、東京都内の大学病院の清掃作業員(57歳男性)が、体調不良で2001年5月に受診した結果、HIVに感染しエイズを発症していることが判明。

感染経路については、「病院の手術室で清掃中に何回も注射針などで針刺しがあった」と医師に話していたが、数日後に死亡したため詳細は一切解っていません。

実際、廃棄物の注射器を手などに刺し、その結果HIVに感染したという確証は得られていません。

今まで、日本国内では、注射器の針刺し事故で、HIVに感染した可能性のある事例はこの1例だけです。

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tag : HIV 針刺し事故からのHIV感染

HTLV-1は性行為で感染するのか?

HTLV-1は、ヒトTリンパ好性ウイルス(Human T-lymphotropic Virus-?)と呼ばれ、腫瘍ウイルスのひとつでATL(adult T-cell leukemia, 成人T細胞性白血病)を発症させます。

このウイルスは、性行為または母乳を新生児が飲むことにより感染することが多く、出産時、母体内で感染する場合もあります。

輸血の場合、HTLV-1を含んだ感染リンパ球により感染しますが、感染リンパ球のない血漿成分輸血、血液製剤では感染することはありません。

白血病とは血液のガンといわれ、白血球が何らかの原因でガン細胞化し、これが異常に増殖し、白血病細胞になる病気で、その白血病のひとつに成人T細胞白血病があます。

この病気の特徴は40歳代?60歳代に多く発病し、白血球の一種のT細胞がガン化し、患者の多くは発病すると急速に悪化し、患者のおよそ50%は半年以内に、残りの殆ども2年以内に死亡します。

この病気で亡くなった有名人では女優の夏目雅子がそうです。

HTLV-1キャリアとはHTLV-1に感染している人をいいます。

ほとんどのキャリアは、感染していない人と同じに天寿を全うすることが出来、成人T細胞性白血病を発症する人はほんの少数です。
 
成人T細胞白血病は、毎年500人前後が発病し、キャリアの1000?2000人に1人ぐらいが発病する程度で、HTLV??キャリアの人が全て成人T細胞白血病になるのではなく、大部分はHTLV??と共存し成人T細胞白血病を発症しないでその一生を終わります。

特に成人になってからHTLV-1に感染した人で、成人T細胞白血病を発症した人はいません。

乳幼児の時にHTLV-1に感染して、キャリアとなり成人してから成人T細胞白血病を発症する人がほとんどです。

現在、日本の血液センターでは、献血に際してHTLV-1抗体スクリーニングが行われており、この抗体が陽性の血液は全て排除されていることから、輸血による感染の危険はありません。

それでは、HTLV-1は性行為で感染するのでしょうか?

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tag : HTLV-1 HTLV-1は性行為で感染 成人T細胞白血病 ATL

ペットの猫や犬からのHIV感染はあるのか?

ペットの猫や犬からのHIV感染について質問をよく受けますので、今日はこのことについて解説してみます。

まず、猫や犬にエイズがあるのかと言うことから解説していきます。

1.猫

猫には、FIV(feline immunodeficiency virus = ネコ免疫不全ウイルス)と呼ばれる『猫後天性免疫不全症候群』を引き起こすウイルスがあります。

これは、俗にネコエイズと呼ばれる猫にエイズを引き起こすウイルスですが、このFIVは人には感染しません。

FIVは、猫から猫に感染しますが、種の異なる犬や人には感染することは一切ありません。

2.犬

犬には犬のエイズを引き起こすウイルスはいません。

それでは、猫や犬がHIV感染者の血液や体液を舐めて、その後他の人を舐めた場合、舐められた人にHIVの感染は起こるのでしょうか?

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tag : HIV FIV ペットの猫や犬からのHIV感染

HBV(B型肝炎ウイルス)は、性行為で感染するのか?

現在、日本のHBV感染者は130万?150万人いるとされていますが、その感染者のほとんどは、HBV感染者の母親からの母子感染によるものです。

現在では、HBVの母子感染防止策が取られていることから、母子感染によるHBV感染はほとんどありません。

もう一つの感染原因としては、医療従事者の針刺し事故や予防接種での注射器の使いまわし、刺青、針治療、薬物常習、そしてHBVに汚染された血液の輸血に伴う感染です。

現在では、HBワクチンの接種や医療環境の整備、献血された血液に対するNAT検査の採用、注射器の使い捨て、刺青や針治療に使用する針の使い捨てなどが実施されていることから、これらを原因としたHBVの感染は現在ではほとんど起きていません。

それでは、HBVは性行為が感染するのでしょうか?

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tag : HBV 性行為によるHBV感染 HBV感染者

HCV(C型肝炎ウイルス)は性行為で感染するのか?

肝炎ウイルスが性行為で感染するかという質問がよく寄せられますので、今日はHCV(C型肝炎ウイルス)が、性行為で感染するか否かについて解説してみます。

現在、日本のHCV感染者数は150?200万人いると推定されています。

HCVの感染経路としては、HCVに感染している血液の輸血、経静脈的薬物乱用、入れ墨、針治療、不適切 な観血的医療行為(ワクチン接種や注射の際の不潔な注射器の使用)などが考えられていますが、感染した個々の事例を分析しても、感染経路を明確に証明することは困難です。

日本のC型肝炎患者のうち、輸血歴を有するものは3?5割程度ですが、現在血液センターで実施されているのHCVスクリーニング検査では、輸血その他の血液製剤による新たなC型肝炎の発生は限りなくゼロに近づいています。

更に、針治療や刺青の際でも使い捨ての針を使用することと、予防接種や注射に使用する注射器も新品を一人づつ使用することから、これらからの感染は発生していません。

それでは、HCVは性行為で感染するのでしょうか?

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tag : HIV 性行為感染症 性行為によるHCV感染 HCVの夫婦間感染

性行為感染症としてのHIV感染は撲滅できるのか?

昔から性に関係する感染症は、何一つ撲滅されてはいません。

例えば、梅毒を例にとって説明しますと、

ペニシリンなどの抗生物質や強力な抗菌剤が開発された現在でも、梅毒は撲滅されることなく、流行しています。

淋菌やクラミジアなども同様です。

幾ら強力な抗生物質や抗菌剤が開発されても、性行為感染症は、感染した人を治療するだけですから、一人でも感染者が存在して、その人と性行為をすれば、新たに感染者は発生します、その感染者から次々と感染者が発生することとなり、幾ら感染者を治療しても、感染症自体は根絶することは出来ません。

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tag : HIV HIV感染撲滅

女性同性愛者(レズビアン)同士でのHIV感染はあるのか??

女性同性愛者(レズビアン)とは、恋愛の対象として、もしくは性的に他の女性に惹かれる女性のことを言います。

女性と男性の両方を恋愛、性の対象とするバイセクシュアルの女性を含める場合もあります。

日本語では往々にしてレズと略称されることがありますが、この言葉は蔑称として使われる場合も少なくないことから、当事者周辺ではこの略称はあまり好まれず、代わってビアンなどの自称が好んで使われる傾向があります。

それでは女性同性愛者同士でのHIV感染はあるのでしょうか?

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tag : HIV感染 女性同性愛者(レズビアン) 女性同性愛者(レズビアン)同士のHIV感染

HIV感染による初期症状とインフルエンザによる症状との鑑別は可能か?

インフルエンザの流行が始まる季節になってきました。

今年は、従来の季節型インフルエンザより、新型インフルエンザが大流行すると予想されています。

なぜなら、新型インフルエンザの感染を防止する中和抗体を持っている人が少ないからです。

現実、今の時期でも新型インフルエンザがかなり流行しています。

インフルエンザに感染すると、38℃以上の発熱・関節痛・リンパ腺の腫れ・喉の痛み・下痢・吐き気と嘔吐・倦怠感などの症状が現れます。

HIVに感染するような行為の後、インフルエンザに感染すれば、丁度HIV感染による初期症状と全く同じ症状が現れます。

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tag : HIV HIV感染 インフルエンザ 初期症状

HIV感染ノイローゼは何故起こるのか??

過去3回に渡ってHIV感染ノイローゼに陥った実例を紹介してきましたが、今日はそのまとめとして、HIV感染ノイローゼが何故起こるのか解説してみます。

HIVに感染するような行為をして、数日後に、微熱・身体の節々の痛み・リンパ腺の腫れたような感じ・発疹・身体の疲労感などを感じる場合が多くあります。

この原因としては、HIVに感染するような行為をして、自分はHIVに感染しているのではないかと考え、普通は、起こっていても気にとめないような、身体の変化に過敏に反応してしまいます。

感染するような行為をして、罪悪感や精神的葛藤などから、精神的ストレスに陥り、体調が悪くなるのがほとんどです。

その理由としては、「AIDSそのものが死に直結する病気」であることが根底にあります。

HIVに感染して、AIDSを発症すれば、治療法が無く、やがては死亡してしまうという、恐怖心が増大して、何とも表現のしにくい、恐怖感が湧いてきます。

その結果、動悸、腹痛、食欲不振、下痢、呼吸困難、頭痛、めまいなどが起こることは、充分考えられることです。

更に自分が感染したことから、自分以外の第三者、例えば、配偶者・親・恋人に対して、申し訳ないという罪悪感も発生します。

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tag : HIV HIV感染ノイローゼ HIV感染ノイローゼ精神的ストレス

HIV感染ノイローゼ?3.初期症状ノイローゼ?

今日は、HIV感染ノイローゼについて実際の事例【3.初期症状ノイローゼ】を紹介します。

フェラチオクンニンリングスを行い、その後初期症状のような体調不良を訴える45歳男性※

風俗店で、コンドーム無しの濃厚なフェラチオを受け、相手の女性にクンニンリングスを行い、行為から4日後に、喉の痛み・夕方から夜にかけての体温上昇・動悸・腹痛・食欲不振・時折起こる下痢・夜中の呼吸困難・リンパ腺の腫れと痛みなどの症状が出たことから、自分は絶対にHIVに感染して、これらの症状はHIV感染による初期症状であると思いこみ、絶望感から仕事も、家庭のことも全く手に着かず、相談してこられました。


これらの行為からは、感染力の非常に弱いHIVの感染は起こりえないとアドバイスをしても、色々の症状が起こっているのは、絶対にHIVに感染してしまっていると、思いこまれていました。

自分は、家族に対して申し訳ないことをしてしまった、感染者であることが解れば、会社を辞めなければならないし、家族に対してなんと言ってわびればよいのか、そして、自分はAIDSを発症して死んでしまうと悩み続け、アドバイスを受け入れる状況ではありませんでした。

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tag : HIV感染 フェラチオ クンニンリングス 抗原抗体検査 迅速抗体検査

HIV感染ノイローゼ?2.日常生活での感染不安?

今日は、HIV感染ノイローゼについて実際の事例【2.日常生活での感染ノイローゼ】を紹介します。

※日常生活で知らないうちにHIVに感染してしまっていると、悩む28歳の男性例※

この男性は、HIVに感染するような不安な行為は一切なく、日常生活で、通勤中他人と身体が触れあったり、人混みで身体が触れあったり、職場で文具やイスの共有などから知らないうちに感染してしまっていると常に考えて、HIV感染ノイローゼに陥ってしまっていました。

HIVが非常に怖いことから、感染するような行為(性行為・風俗)は一切しない潔癖な性格の持ち主です。

この事例を分析してみますと、

常にHIV感染不安があることから、日常生活で知らない間にHIVに感染してしまっていると、自分で思いこみ、絶えず保健所や医療機関でHIV抗体検査を受け続けています。

HIV感染不安があるにもかかわらず、精神的ストレスからの日頃の体調不良は一切なく、日常生活で知らないうちにHIVに感染してしまっていると、極度の恐怖心が強く、絶えず検査を受け続けているという、HIV感染ノイローゼの一種です。

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tag : HIV HIV感染ノイローゼ 日常生活での感染不安

HIV感染ノイローゼ?1?

今日から数回に分けて、HIV感染ノイローゼについて実際の事例を紹介していきます。

※コンドーム無しの性行為をして、感染不安に陥った35歳の男性例※

1.不安な行為から30日で抗原抗体検査を受けて陰性。

2.不安な行為から60日で抗原抗体検査を受けて陰性。

3.不安な行為から80日で日でリアルタイムPCR検査を受けて陰性。

4.不安な行為から90日で迅速抗体検査抗体検査を受けて陰性。

5.不安な行為から120日で迅速抗体検査を受けて陰性。

6.不安な行為から6ケ月日で迅速抗体検査を受けて陰性。

上記HIV検査を受けて全て陰性であるにもかかわらず、関節痛・身体のしびれ・喉の違和感・時折起こる下痢・37℃前後の熱・身体のしびれ・喉の違和感が何時までも取れず、体調が悪いことから、自分はHIVに感染しているのに、HIV検査が陰性となり、感染が見逃されているのでは無いかと心配し続けています。

この事例を分析してみますと、

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tag : HIV HIV感染ノイローゼ HIV検査 抗原抗体検査 迅速抗体検査 リアルタイムPCR

HIV検査は、8週で受けるのか?それても12週で受けるのか?

保健所や医療機関でHIV検査を受ける時、『不安な行為から8週で受ければよいのか?それとも12週で受ければよいのか?』という質問をよく受けますので、今日はこのことについて検証してみます。

HIVに感染した場合4?8週で身体の中にHIV抗体が出来ることは、皆さんは周知のことです。

この4?8週でHIV抗体が出来るのは、人によって差があります。

また、出来る量も人によって差があります。

HIV検査は、検査で見つかる十分な量がないと、実際感染していても陰性(偽陰性反応)となってしまいます。


8週で受けて、HIV検査で見つかる量の抗体があれば、当然陽性となりますが、HIV検査で見つかる十分なHIV抗体が出来ていなければ、当然陰性となることから、検査を受けても意味がありません。

実際8週でHIV抗体検査を受けて、陰性であった人が12週でのHIV抗体検査で陽性となった事例が数例報告されています。

このことから、HIV検査は12週で受けることが推奨されています。

しかし、一部の保健所や医療機関では8週で検査を受けても、信頼できる結果が得られると言っています。

この根拠はいかなることなのでしょうか?

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tag : HIV 第四世代の抗原抗体検査 第三世代の抗体検査 HIV抗体 迅速抗体検査 HIV検査8週 HIV検査12週

HIV感染による感染初期症状時期の血液検査の異常値について

HIVに感染した場合、初期症状の出ている時期に、生化学検査血液一般検査に一時的に異常値が認められることがあります。

今日は、HIV感染初期症状時期の生化学検査や、血液一般検査の異常値について解説してみます。

1.生化学検査

・肝機能検査の中のGOT(AST)とGPT(ALT)が、基準値より一時的に上昇することがあります。

【解説】

従来「GOT(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ)」、「GPT(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)」といっていましたが、名前が変更されて、現在は、GOTを「AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)」、GPTを「ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)」と国際的に標準な呼び方をするようになっています。

この上昇も数日でおさまり、本来の数値に戻ってしまいます。

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tag : HIV感染 HIV初期症状時期の血液検査の異常値 血液一般検査 生化学検査

日常生活で他人の血液が、傷のある手や皮膚に着くことからHIVに感染することがあるのか??

日常生活で、ふとしたことから、手や皮膚に傷のあるところに他人の血液が着くことが良くあります。

このような場合、傷口からHIVに感染しないかという質問をしばしば受けますので、今日はこの点について解説してみます。

日常生活で、指(ササクレ、小さな傷)・手・その他の皮膚にケガをすることは、誰しもが経験することです。

この傷口に他人の血液や体液が着いた場合、それらの中にHIVが存在していても、感染力の非常に弱いHIVの感染はありません。

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テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

tag : HIV 日常生活の傷口からのHIV感染 HIV感染

コンドームの正しい使い方?盲点?

コンドームは、ゴム(ラテックス)やポリウレタンの薄膜でできた避妊具です。

性交時、勃起したペニスに被せ、膣内で射精しても精液をコンドームの中に溜め膣内に流れ出さないようにすることで、HIVやその他の性行為感染症の予防や避妊の目的で使用されることは、多くの方が認識していることです。「

コンドームは装着することによって性的快感を損なわないよう非常に薄く丈夫に作られており(約0.02 - 0.1mm前後)、表面にはゼリー状の潤滑剤が塗布されています。

また、ラテックスゴムに対するアレルギーや特有のゴム臭を避けるために、ポリウレタン製コンドームも開発されています。

ポリウレタン製コンドームは、1998年4月の発売時、一部の製品に穴が開いていたことにより、回収される問題が発生しましたが、改良されて現在は販売再開されています。

ポリウレタン製コンドームはゴム製のものと比較すると、熱伝導に優れ相手の体温が感じられる利点がありますが、材質的に「硬い」ため、装着時に尖った爪などを当てると簡単に裂けたりすることがありますから取り扱いには注意が必要です。

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tag : HIV コンドーム コンドームの破損 コンドームの穴 コンドームの正しい使用法 コンドームでHIV感染予防

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