理解しやすく、役立つエイズのブログ-血液の鉄人のささやき- 2009年07月






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HIVに感染する確率とは?

コンドーム無しで性行為をして、相手がHIV感染者・エイズ患者であれば、感染する確率は0.5?1%、高くても3%前後と言われています。

それでは何故何%前後と言われるのでしょうか?

HIVに感染する確率の実験を人体実験ですることが出来ないことから、疫学調査という手法で感染確率を計算した結果が上記の数値となります。


HIVの感染力は非常に弱いことから、一般的には簡単には感染しませんが、感染するリスクは、「感染する、「感染しない」の二通りしかありません。

HIV感染者・エイズ患者と知らずにコンドーム無しの性行為をした場合は、「感染する」、「感染しない」の二通りしかないことをよく認識しておく必要があります。

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tag : HIV エイズ予防 セイフティセックス HIV感染確率

リアルタイムPCR検査は、不安な行為から11日以降何時受けても信頼できる結果が得られるのか??

リアルタイムPCR検査(コバス TaqMAn HIV-1「オート」)は、不安な行為から11日以降に検査を受ければ、HIV-1に関しては信頼できる結果が得られることは、周知の事実ですが、「いつまで信頼できる結果が得られるのか?」という質問をよく受けますので、今日はこの点について解説してみます。

この検査は、従来からあるHIV PCR検査を改良して作られた、「アンプリコアHIV-1モニター」を更に改良し、機械による全自動で検査できるように作られたものです。

本来、リアルタイムPCR検査は、血液中のHIV-1がどの程度あるのかを調べる事が出来る検査法です。

HIV-1を検出する感度と精度が非常によいことから、HIV-1感染の早期発見のためにHIV-1感染のスクリーニング検査に使用されているわけです。

即ち、HIV感染者・エイズ患者に抗HIV薬を投与して、血液中のHIV-1の量がどの程度減少しているかを調べます。

それでは、リアルタイムPCR検査は、不安な行為から何時まで信頼できる結果が得られるのでしょうか?

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tag : HIV リアルタイムPCR検査

劇症エイズとは?

1991年1月に日本の首都圏在住の24歳の男性が、高熱が続き、全身のリンパ腺が腫れるなどの激しい風の症状で入院。

その後回復して、5月に退院しましたが、7月下旬に呼吸困難となり再度入院したため、精密検査を行った結果、8月にエイズであることが判明しました。

そしてその1ケ月後にニューモシスチス肺炎で死亡しました。

この男性は、91年1月にHIVに感染したと推測されていますが、HIVに感染して、数ヶ月で発病し、感染より僅か8ケ月で死亡するという劇症型のエイズと報告されています。

当人が死亡したために感染経路等は全く不明です。

このような激しい症状を起こしてHIV感染後数ヶ月で死亡する劇症エイズは多く存在するのでしょうか??

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tag : HIV 劇症エイズ

リアルタイムPCR検査の「測定下限未満」とは何か?

リアルタイムPCR検査(コバス TaqMan HIV-1「オート」)検査を受けて、「測定下限未満」と言う検査結果が得られた場合、どのように解釈したらよいのかを解説してみます。

この検査の前に実施されていた、「アンプリコア定量(高感度法)」と「アンブリコア(標準法)」検査の場合は、HIV-1の遺伝子の核酸が、【検出(○○コピー以上)】と【検出されず】の二通りしか検査結果がありませんでした。

ところが、リアルタイムPCR検査では、【検出(○○コピー以上)】と【検出されず】以外に【測定下限未満】と言う検査結果が表記されるようになりました。

この【測定下限未満】と言う検査結果はどう解釈するのでしょうか?

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tag : リアルタイムPCR HIV 測定感度未満 HIV-1増幅シグナル

HIV感染に対するいわれのない恐れとは??!!

HIVがどのようにして感染するかについての正しい知識を持たないことが、

【エイズが致死性であること、タブーや社会的に非難される行動との関りが深いことと相まって】偏見と差別が入り交じった残酷な反応を生み出して来ている現実を直視する必要があります。

感染を理由に解雇された人、通学を拒否された子供、そして、これほどひどくはないにしても、HIV感染者・エイズ患者に向けられる差別は数えきれないほどあります。

HIVは、どのような経路で感染するのかという正しい知識を身につけて、どのような場合には感染しないのかを知ることが非常に大切なことです。

実験室レベルでは、確かに涙、汗、尿、唾液の中にもHIVは存在します。

しかし、感染するのに十分な量のHIVが含まれているのは血液、精液、膣分泌液、母乳だけであることから、涙、汗、尿、唾液からのHIVの感染はありません。

さらに、HIVが皮膚を通り抜け血管の中にまで侵入するか、粘膜との直接的な接触がなければ感染は起こりえません。

つまり、日常生活でのドアのノブ、トイレの便座、食器類、食べ物、プール、水飲み場の蛇口、電車のつり革、階段、エスカレーターの手すり、風呂、温泉からHIVに感染することはあり得ません。

HIV感染者・エイズ患者と一緒にバスに乗ったり、食事を分けあったり、握手したり、抱き合ったり、風呂に入ったりしても、何の危険性もありません。

HIVが、通常の日常生活では感染しないことは、多くの国の研究が明らかにし、実証されています。

たとえば、アメリカの科学者たちが、エイズ患者と一緒に暮らす206人の子、孫、兄弟姉妹、両親、友人の調査を行った報告があります。

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tag : HIV HIV感染不安 HIVに対する正しい知識 感染予防

HIV感染の初期症状?微熱?

不安な行為をして、微熱が続き、HIVに感染したために起こる初期症状ではないかという質問をよく受けますので、今日は微熱について解説します。

まず最初に体温について解説します。

体温は、常に一定ではなく、健康なときでも、体や環境の変化によって変動し、朝と昼、夜でも体温は常に変化します。

体温は、熱が出る病気に感染しなくても、運動、気温、食事、睡眠、1日の時間帯、女性の性周期、感情の変化などにより刻々と変動しています。

人には、朝・昼・夜と、24時間単位の体温リズムがあり、これを「概日リズム」と言います。

1日のうちで早朝が最も体温が低く、しだいに上昇していき、夕方が最も高くなります。


更に、人の身体は、表面や内部、またその場所によっても体温が異なります。

手足や顔など、体の末端や表面の体温は、季節や環境の影響を大きく受けます。

反面、身体の内部の体温は、脳や心臓などの大切な臓器の働きを保つために、高く安定しています。

この身体の内部の安定した体温を「中核温」と言い、これを測れば、安定した指標としての体温が得られますが、身体の内部なので日常的には計ることが出来ません。

そこで体に負担をかけずに簡単に検温できる場所として、ワキ(腋窩)、口(舌下)、耳、直腸など身体と表面に近い場所で体温を測ります。

測定する部位ごとに検温に必要な時間や方法が異なり、得られる温度も異なります。

平熱も部位により違うため、それぞれの部位の平熱を常日頃から知っておく必要があります。


身体の部位ごとに平熱があり、人の身体の体温は部位によって違うため、耳とワキの温度も基本的には異なります。


また、耳とワキの体温の関係は、同じ位の人、高い人、低い人とまちまちです。

このことからして、一概にワキと比較して高い、低いとは言えませんし、耳には耳の、ワキにはワキの”平熱”があるので、あらかじめ知っておくことが大切です。

大切なことは、37℃は発熱とは限らないことです。

水銀体温計の37℃を示す数字が赤かったことから生まれた誤った常識です。

正しく体温測れば、子供から老人まで、健康な時の体温の平均値は36.89℃±0.34℃(腋窩:ワキ下検温)になります。

また、この範囲から少しくらいずれていても、発熱と即考えるべきではありません。

医学的に正しく体温を測れば、37℃は発熱の目安というより、むしろ平均的な平熱の範囲内である事が多いです。

平熱”にも個人差があって当然なのです。

それでは、HIV感染による微熱とはどのようなものなのでしょうか?

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tag : HIV 初期症状 体温 微熱 平熱 体温測定

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HIV検査を受ける適切な時期について!!

HIV検査を受ける時期に関して、未だ多くの質問がありますので、HIV検査を受けて信頼できる結果の得られ時期について再度解説します。

HIV抗体検査は、HIVに感染して血液中に検査で見つかる量の抗体が出来ていないと、信頼できる結果は得られません。

いくら身体の中にHIV抗体が出来ていても、HIV抗体検査で見つかる量がないと、HIVに感染していても陰性という結果となってしまいます。

これを「偽陰性反応」と呼びます。

また、HIVの遺伝子の一部の核酸を見つけるリアルタイムPCR検査(NAT検査)の場合も、ある一定量のHIVが血液の中に存在しないと、実際は感染していても陰性(偽陰性)となってしまいます。

それでは、信頼できる検査結果が得られる、HIV検査を受ける時期について再度解説します。

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tag : HIV抗体検査を受ける時期 HIV HIV抗体検査 リアルタイムPCR検査 第三世代の抗体検査 第四世代の抗原抗体検査 迅速抗体検査 即日抗体検査 イムノクロマト法

HIV感染による初期症状?口内炎?

HIVに感染するような行為をした後に、口内炎が出来、感染を心配する人が多くいます。

今回は、HIV感染による口内炎について解説してみます。

最初に口内炎とは何かを解説してみます。

口内炎には以下の種類があります。

1.細菌感染による口内炎

2.ウイルス感染による口内炎

3.アフタ性口内炎

一般的に「口内炎」と言えば、「アフタ性口内炎」を指すことが一般的です。

外見的からは、一般的に「カタル性口内炎」、「アフタ性口内炎」、「潰瘍性口内炎」に分類され、

また痛みのあるなしから、「有痛性口内炎」と「無痛性口内炎」に分類されます。

先に示しましたように、細菌やウイルスに感染することによって発症するものも多くありますが、多くを占めるアフタ性口内炎については、その発症のメカニズムとして以下のことが考えられていますが、発生原因は正確には分かっていないのが実情です。

近年では、免疫学的異常が口内炎発生にかかわっているのではないかと考えられています。

発生原因としては、

1.偏食による鉄分やビタミンの不足

2.ストレスや睡眠不足

3.歯のかみ合わせ不良や、歯ブラシなどによる粘膜への物理的刺激(口内を噛むなど)

4.唾液の不足、口腔の乾燥

5.口腔内の不衛生

6.口内炎になりやすい体質の人(食物アレルギーの人や粘膜の薄い人)

7.ビタミン欠乏症の症状として口内炎

口内炎の原因として、「食べ物の好き嫌いが多い」、「胃腸粘膜が荒れている」から出来ると言う説が巷間にて一般化していますが、これらが原因で無い場合が多いことも確認されています。

なぜなら、疫学調査からして、偏食や胃腸と口内炎とでは因果関係が認められない事が多いからです。

それでは、HIV感染による初期症状として口内炎はあるのでしょうか?

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tag : HIV HIV感染の初期症状 口内炎

歯周病はAIDS発症を促進させる??

歯周病は軽度から重度まで含めると、日本人では、25歳以上の8割以上がかかっていると言われています。

最近の研究から、歯周病が糖尿病や心臓疾患にかかわっていることが解ってきていますが、歯周病がHIVなどのウイルス感染症にも影響をおよぼすことが報告されています。

歯周病菌が原因で口腔内に作り出される酪酸が、HIVを活性化させ、AIDS発症につながる可能性のあることを、日本大学歯学部の落合邦康教授が発表しています。

これまでの研究では、歯周病が糖尿病や心臓疾患に関係することが分かっていたが、HIVを活性させることが判明したのは世界で初めての事です。

歯周病菌は歯と体全体に危険を及ぼす病気で、歯周病菌によって作り出される大量の酪酸は、長時間履いていた靴下のような臭いがします。

血液中の白血球の中の免疫細胞に潜伏しているHIVは、酵素の一種「ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)」によって増殖を抑えられていますが、歯周病菌が作り出す酪酸が、HDACの働きを妨げるとHIVが活性化されて、発症につながることが解明されました。

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tag : HIV 歯周病 AIDS

HIV-1長期生存者とは?

HIV-1長期未発症者については、昨日解説しましたが、今日はHIV-1長期生存者について解説してみます。

最近のHIV感染者は、日々の健康管理と抗HIV療法の進歩により、その予後は格段に改善され、AIDSの発症を大幅に遅らせることが可能となってきていますが、あくまでも発症を遅らせるだけで、完全に治療するまでには至っていません。

HIV-1長期生存者とHIV-1長期未発症者を区別することは、非常に重要な事ですが、これらを明確に区別することは非常に難しいとされています。

HIV-1長期未発症者は、明らかにHIV-1長期生存者といえますが、その逆はいつもあてはまるわけではありません。

このふたつを分類するための定義は、経験に基づくものであり、明確な定義はなく、新しい事実が見つかるごとに改訂されているのが現状です。

また、最近の研究によって、HIV感染の早期に効果的な抗HIV療法を開始することにより、若年期に感染した男性同性愛者あるいは両性愛者の13%は、20年以上にわたって臨床的にはAIDSを発症しないと予想されています。

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tag : HIV HIV-1長期生存者 HIV-1長期未発病者

HIV?1感染長期未発症者とはどのようなものなのか??

HIV-1に感染するとほとんどの場合、約8?10年の期間(人によって異なる)でAIDSを発症しますが、HIV感染者のうちの約5%前後の人は、抗HIV薬の治療をしなくても、血液中のCD4陽性T細胞数は正常範囲内で15年以上経ってもAIDSを発症しない人があります。

このような人を、HIV-1感染長期未発症者 (Long-Term Non- Progressor)と呼んでいます。

このHIV-1感染長期未発症者の発症遅延要因は、ウイルス側、感染者側の様々な要因で起こることが数多く報告されていますが、未だ、決定的な要因については解明されていません。

このHIV-1感染長期未発症者の発症遅延メカニズムを解明することによって、副作用の少ない効果的な治療法やHIVの予防ワクチンの開発が可能となると考えられ、全世界のHIV研究者はそのメカニズム解明の研究を行っています。

一部の研究者の報告を紹介します。

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tag : HIV AIDS HIV?1感染長期未発症者 CD4 CD8

性行為感染症に感染していると何故HIVに感染しやすいのか?

男女の性器粘膜は、外界からの病原体が侵入しないように、ある一定のバリヤーが貼られています。

このバリヤーに病原体を含んだ血液や体液が接触しても、バリヤーそのものに傷がなければ、身体の中に入って感染することはありません。

コンドーム無しの性行為をすれば、お互いの性器粘膜は激しく擦れ合い、大小の傷が付くことにより、バリヤーの一部が破壊されて、その部分からHIVが侵入して感染します。

それでは、性行為感染症に感染すると、性器粘膜のバリヤーはどのようになるのでしょうか?

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tag : HIV 性行為感染症 性器粘膜のバリヤー

採血からのHIV感染は起こり得るのか??

血液検査の採血時に、HIV感染の不安を訴える人が多いことは事実です。

何故採血時のHIV感染の不安が起こるのでしょうか?

その理由としては、

1.注射器や針などが新品であったのか?

2.先に採血に使用した注射器を誤って再使用したのではないのか?

3.採血の際の皮膚の消毒が不完全ではなかったのか?

4.採血の前に針が採血台などに触れて不潔になった。

5.採血台や駆血帯に血液が着いていた?

6.消毒の後採血者が消毒した所を素手で触ってから採血した。

7.何度も針を刺し直して採血された。

8.採血の後、アルコール綿で充分採血の後を押さえてくれなかった。

9.アルコール綿が再使用されているのではないか?

等数えればきりがないくらいあります。

採血の際にHIVに感染する原因となることは何があるのでしょうか?

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tag : HIV 採血時のHIV感染 ディスポーザブル注射器 注射器の再使用

HIVの発見者は誰なのか?

今日は、HIVの発見者について解説してみます。

HIVは、1983年、フランスのパスツール研究所のリュック・モンタニエとフランソワーズ・バレシヌシらによって、エイズ患者より発見され、LAV(Lymphadenopathy-associated virus)と命名されました。

また、1984年、アメリカ国立衛生研究所(NIH)のロバート・ギャロらもHIVを発見し、HTLV-III(Human T-lymphotropic virus type III)と命名しました。

続いてカリフォルニア大学サンフランシスコ校のレヴィらもHIVを発見し、ARV(AIDS-associated retrovirus)と命名しました。

更に、1985年にモンタニエらが別のエイズの原因ウイルスの分離に成功し、LAV-2(Lymphadenopathy-associated virus-2)と命名しました。

LAV、HTLV-IIIおよびARVは、後にいずれも同じウイルスである事が明らかとなりHIV-1と改称され、LAV-2HIV-2と改称され現在に至っています。

その後、HIVの最初の発見者は、誰かという論争は長く続き、モンタニエとギャロの仏米の研究チームが長年にわたって激しく対立しました。

それでは真のHIVの発見者は誰なのでしょうか??

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tag : HIV HIV発見者 LAV HTLV-? ARV LAV-2 HIV-2 リュック・モンタニエ ロバート・ギャロ

内視鏡からのHIV感染はあるのか?

胃カメラ・直腸ファイバー・咽頭鏡・膣鏡・尿道検査などに使用する内視鏡からのHIV感染は、起こらないかという質問を良く受けますので、今日はこの点について解説します。

内視鏡は、身体の内部に入れることから、使用前には必ず、洗浄・消毒・滅菌が必要となります。

また、使用後も必ず、洗浄・消毒・滅菌が必要となります。

それでは、どのような方法で、洗浄・消毒・滅菌をしているのでしょうか?

まず洗浄とは,固体の表面から汚れを除去することを言います。

洗浄には,化学成分の働きによる方法のほかに,機械的(物理的)な作用による方法があります。

洗浄は微生物除去に非常に有効な補助的手段であり,器材は消毒処理の前に洗剤と温水、流水によって洗浄を行います。

洗浄によって付着した微生物数が減少し,消毒や滅菌に対して抵抗する物質(有機物,無機物)を除去できることになります。

したがって,便,血液,粘液で汚染されたものは放置すると乾燥し汚れが落ちにくくなるので,使用後は可能な限り早く洗浄する必要があります。

消毒とは,内視鏡の体内に入る部分から、身体に感染する危険性のある病原体を除去あるいは殺す処理方法であり,液体薬剤や高温高圧蒸気を用いて行います。

消毒の効果はさまざまな条件で異なってきます、すなわち消毒剤の種類,濃度,温度,浸漬時間,微生物の種類や汚染の度合い,被消毒物の洗浄の有無,被消毒物の形状(隙間,管腔のあるもの)により左右されます。

消毒剤は不適切なものを使用すると効果が得られないばかりでなく,感染の危険もあるので使用時に適正な消毒剤を選択し,正しい濃度で最も効果的な方法で使用する必要があります。

一般的に使用されている消毒剤は、以下の種類があります。

1.高水準消毒剤

高水準消毒剤は多量の微生物をすべて殺して,長時間使用で滅菌出来るものを言います。

種類:グルタラール,フタラール,過酢酸

2.中水準消毒剤
 
中水準消毒剤は抗酸菌,栄養型細菌,ほとんどのウイルスや真菌を殺すものを言います。

例:次亜塩素酸ナトリウム,アルコール(イソプロパノール,エタノール),ポビドンヨード

3.低水準消毒剤

低水準消毒剤はほとんどの細菌や真菌と一部のウイルスには有効ですが、一部の細菌やウイルスを殺すことは出来ません

例:第四級アンモニウム塩,クロルへキシジン,両性界面活性剤

内視鏡の消毒は、どのようにして行うのでしょうか?

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HIV感染者の病態、即ち身体の状態は何を指標にして判断するのか??

HIVに感染した場合、どのような検査をして、HIV感染の状態の重さを判断するのでしょうか?

このような質問をよく受けますので、再度解説してみます。

HIV患者の状態は、

1.PCR検査(リアルタイムPCR検査)によって、身体の中に存在するHIVの量を調べる。

2.フローサイトメトリーによって、血液中のCD4陽性細胞数を調べる。

このふたつの検査を行い、HIV感染による病態を調べます。

まず最初の指標が、PCRにて測定される血液中のHIVの量です。

血液中のHIVの量は、病気の進行速度を的確に示します。

即ち、血液中のHIVの量が多ければ多いほど、病気の進行速度は速くなります。

現在のHIV治療が、身体の中のHIVを完全に殺して完全な治癒をすることが出来ないことから、一度でもHIVに感染すると、PCR検査でHIVが検出不能となっても、治療を中止すると必ず再発することが知られていいます。

この場合の、検出不能と言うことは、検査の限界によって、実際は血液中にHIVが存在していても、PCR検査で見つからないだけです。

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迅速抗体検査を受ける時期の解釈は何故異なるのか?

不安な行為をして、HIV迅速抗体検査を受ける場合、病院・医院・保健所によって、受ける時期が異なるのは何故かという質問をよく受けますので、今日はこのことについて解説してみます。

検査を受けるときに、病院・医院・保健所によって、

1.1?4週前後で信頼できる結果が得られる。

2.6週で信頼できる結果が得られる。

3.8週で信頼できる結果が得られる。

4.10週で信頼できる結果が得られる。

5.12週でないと信頼できる結果が得られない。

と色々言われていますが、何故このように受ける時期の解釈が異なるのでしょうか?

この解釈の違いの原因を解説する前に、HIVに感染して身体の中にHIV抗体の出来る時期について、再度解説します。

HIVが身体の中に侵入して、身体の免疫機能が負けるとHIVの感染が成立します。

身体の中にHIVが増殖し始めますと、身体の免疫機能の認識により、身体の中にHIV抗体が出来ます。

この抗体の出来る時期は、人により異なりますが、普通の日常生活(免疫不全・多量の免疫抑制剤やステロイド剤を使用している人以外)をしている人であれば、感染して6?8週で出来るとされています。

しかし、抗体が出来ても、その抗体の量は少ない人から、多い人までバラバラです。

身体の中にHIV抗体が出来ていても、HIV抗体検査で検出できる量が無いと、検査を受けても意味がありません。

検査を受けて信頼できる検査結果が得られるHIV抗体が身体の中に出来ていないと、感染していても陰性となってしまいます。

そのことから、検査で見つかる量のHIV抗体が出来ている時期に、HIV抗体検査を受ける必要があります。

それでは、何故検査を受ける時期が施設によってバラバラなのでしょうか?

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tag : HIV HIV抗体検査 迅速抗体検査 即日抗体検査 HIV抗体の出来る時期

アニリングスでのHIV感染はあるのか?

アニリングスとは、オーラルセックスの一種で、肛門に口をつけ舌や唇・歯などで刺激を与える行為を言います。

アニリングスの語源はラテン語に由来します。

このような行為を英語圏では アニリングスと呼ぶよりも、リミングと呼ぶことが多い。

腸の中には、多種多様な微生物が存在して、これらの微生物は腸内細菌と呼ばれています、その中には無害な微生物もいれば、有害な微生物も存在します。

ヒトの腸内には100種以上、約100兆個の腸内細菌が存在していると言われています。

排便の後、肛門をトイレットペーパーでふき取ったり、入浴した際に肛門周囲を洗った程度では、肛門周囲に付着している腸内細菌を完全に取り除くことは不可能です。

アニリングスを行なうと、相手が、病原性大腸菌O-157・その他大腸菌・ウェルシュ菌・黄色ブドウ球菌などの腸内細菌、赤痢アメーバ、A型肝炎ウイルス、淋菌等の感染者であれば、口の中にこれらの病原体が入り、性行為感染症のほかさまざまな病気になる危険があります。

腸内細菌が口の中に入ると、口腔や咽頭を経由してそのまま体の他の部分に細菌が移動し、体のいたるところへ感染して体調を崩す危険性があります。

さらに、アニリングスをされる側が下痢をしている場合、肛門筋の刺激により大便や回虫などの寄生虫が肛門から飛び出し、相手の口の中に飛び込む場合があります。

この場合、毒性の強い寄生虫が口の中に入り感染すると、重い病気になったり死亡する可能性も充分考えられます。

男性が女性の肛門をなめるアニリングスをした後に、その男性が女性器をなめると、肛門の微生物を女性器に付着させることになり、女性が感染する可能性が極めて高く、非常に危険な行為です。

また、アニリングスによって女性が男性よりも被害を受けやすいのは、女性の性器と肛門の間の距離が、男性の外尿道口と肛門の間の距離よりも短いため、アニリングスで肛門に附着した細菌などを女性性器に附着させやすくなることによります。

直腸の粘膜が膣と比べると薄いために、アニリングスは、クンニリングス以上に性行為感染症に感染する危険性が高いとされています。

それでは、アニリングスでHIVに感染することがあるのでしょうか?

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食べ物や飲み物からのHIV感染はあるのか??

「食べ物に人の血液体液が着いていて、それを食べたときにHIVに感染しないのか?」、「水、ジュース、酒などの飲み物の中に血液体液が入り、それを飲んだときにHIVに感染しないのか?」と言う質問をよく受けますので、今日は食べ物からのHIV感染はあるのか?無いのか?について解説してみます。

例えば、にぎり寿司・サラダ・刺身などの生ものに、調理した人の血液が着いていたとしても、量的には非常に微量であることから、これを食べても、感染力の非常に弱いHIVの感染は起こりません。

これらの食べ物に多量の血液が着いていた場合は、見て分かることから、食べることはないはずです。

また、血液の着いた食べ物を加熱すれば、血液は壊れ、その中のHIVは死滅しますから感染はありません。

また、水やジュース、酒などの中に血液や体液が入った場合、浸透圧の関係で血液や体液は壊れ、その中のHIVも死滅することすらこれらを飲んでも感染することはありません。

HIVは性器粘膜から感染する特性があり、A型肝炎ウイルスのように、食べ物や水からの感染はありません。

いずれにしても、食べ物や飲み物からHIVに感染したという報告はありません。

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溶血した血液はHIV検査にどのような影響を与えるのか??3.抗原抗体検査?

今日は、溶血抗原抗体検査に与える影響について解説します。

第四世代の抗原抗体検査は、現在日本では5種類の検査キットが販売されています。

抗原抗体検査は、HIV-1のp24抗原とHIV-1/2の抗体を同時に検出できる検査法です。

この検査の測定原理は、酵素免疫測定法やエライサ法、化学発光免疫測定法を利用(メーカによって測定原理は異なります)しています。

検査原理は、血漿と各種試薬を混合して、血漿に着色する色を機械的に読み取ります。

血漿にHIV-1のp24抗原及びHIV-1/2抗体が存在すれば、発色の度合いが強くなります。

血漿の発色の度合いが、コントロールの発色の度合いより強い場合を陽性、弱い場合を陰性とします。

それでは、溶血抗原抗体検査にどのような影響を与えるのでしょうか?

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tag : HIV抗体検査 抗原抗体検査 溶血

溶血した血液はHIV検査にどのような影響を与えるのか??2.迅速抗体検査?

今日は、溶血迅速抗体検査に与える影響について解説してみます。

迅速抗体検査(即日抗体検査)は、血液または血漿を検体滴下部に入れると、血液中にHIV-1/2抗体が存在すると、シートの下部に乾燥状態で染みこませてあるセレニウムコロイド標識HIV-1/2抗原と結合反応して、抗HIV-1/2抗体・セレニウムコロイド標識HIV-1/2抗原の結合物を作ります。

この結合物が反応シート上を移動して、シート上部の固相化されたHIV-1/2抗原(キャプチャー)と結合して、HIV-1/2抗原・抗HIV-1/2抗体・セレニウムコロイド標識抗原のサンドイッチ型の結合物が形成されます。

その結果、反応シート上部の判定窓にセレニウムコロイド由来の赤色ラインが出てきます。

この判定窓のラインが赤色に染まれば、検査した血液中にHIV-1又はHIV-2のいずれかの抗体があると判断して、HIV抗体陽性と判定します。

HIVに感染していなければ、血液中には、HIV抗体が存在しないことから、HIV-1/2抗原・抗HIV-1/2抗体・セレニウムコロイド標識抗原のサンドイッチ型の結合物が出来ないので、判定窓のラインは赤く染まりません。

それでは、溶血した血液を使用すれば、迅速抗体検査にどのような影響があるのでしょうか?

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tag : HIV抗体検査 迅速抗体検査 溶血 即日抗体検査

溶血した血液はHIV検査にどのような影響を与えるのか??1.リアルタイムPCR検査?

「溶血した血液をHIV検査に使用したときに、正しい検査結果が得られるのか?」という質問をよく受けますので、この点について数回にわたり解説してみます。

その前に「溶血」とは何かを解説します。

溶血とは、読んで時のごとく、「血液が溶けること」を言います。

即ち赤血球の表面の細胞膜が、物理的または化学的、生物学的など様々な要因によって損傷を受け、赤血球の内容物が細胞外に漏出して、赤血球が死に至る現象を言います。

血液には白血球やリンパ球など、赤血球以外の血球成分も含まれていますが、「溶血」は赤血球についてのみを対象とした用語で、赤血球以外の細胞の崩壊について「溶血」という言葉を使用することはありません。

溶血を起こした赤血球は、あたかも溶けてしまったように細胞としての形や大きさを失って崩壊し、漏出したヘモグロビンによって細胞外の溶液(血漿など)が赤く着色します。

溶血の度合いによって、溶血は、以下の三つに分類されます。

1.強溶血
 
血漿が真っ赤になる。

2.中程度の溶血

血漿は赤くなる程度。

3.軽度の溶血

血漿が僅かに赤くなる程度

溶血前の、正常な血液や赤血球を生理食塩水などに浮遊させた溶液(赤血球浮遊液)は、赤色不透明な懸濁液であるが、溶血を起こすと透明な赤色の溶液に変化します。

代表的な溶血の原因としては、採血の際に血管が出にくく、採血に時間がかかったときや、採血時に注射器内が過剰に陰圧になることから起こります。

また、採血した血液を乱暴に取り扱ったり、血液を赤血球と血漿に分離する際に、強く遠心しすぎたりすることで赤血球の膜が壊れて溶血します。

人によっては、採血するだけで赤血球が溶血する場合もあります。

それでは、溶血はリアルタイムPCR検査にどのような影響を与えるのでしょうか?

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tag : HIV リアルタイムPCR検査 溶血 HIV検査

HIV感染後期(ARC期; AIDS-Related Complex)の症状について?4.寝汗・頭痛?

HIV感染後期の症状の最終回です。

寝汗

HIV感染後期の症状として頻発する症状です。

大量の汗が出ることが多く、一度始まると二週間くらいは持続して起こり、何度も繰り返すようになります。

頭痛

HIV感染後期やAIDS期に日和見感染や悪性腫瘍が原因となって起こることもありますが、初期の頃から慢性的に頭痛が続くこともしばしばあります。

寝汗頭痛は、HIV感染後期の症状だけでなく、その他多くの原因で起こることがありますから、これらの症状からHIV感染の判断は出来ません。

本日まで、解説してきたHIV感染後期の症状があれば必ず、HIVに感染しているとは言えません、その他の原因でこれらの症状が起こることもありますので、HIV感染はHIV検査を受けないと解りません。

今まで紹介したHIV感染後期に出る症状は、HIV感染により、HIV感染後期に出てくる症状の目安と考えておいて下さい。


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HIV感染後期(ARC期; AIDS-Related Complex)の症状について?3.リンパ節腫脹・全身倦怠感?

今日も前回に引き続き、HIV感染後期(ARC期; AIDS-Related Complex)の症状について解説します。

○リンパ節腫脹

この時期には、ソケイ部(両股)以外の2つ以上の場所に直径1cmを超すリンパ節腫脹が3ヶ月以上続いて見られるようになります

特に頸部・腋下リンパ節の腫れが認められるようになります。

リンパ節の腫れが著しい場合は、カポジ肉腫や悪性リンパ腫を疑う必要もあります。

○全身倦怠感

全身の倦怠感は、病態の進行に伴って、初めは午後から夕方にかけての倦怠感が、徐々に朝から夕方までを通しての倦怠感へと変化していきます。

全身倦怠感は、HIV感染によるものだけではなく、種々の要因でも起こることがありますので、全身倦怠感からHIV感染の判断は出来ません。


このような症状が出てから、病院を受診してHIV検査を受けて陽性が判明し、HIV感染が解る事例が増加してきています。

HIVに感染する可能性のある不安な行為をした場合は、検査を受ける時期が来れば、出来るだけ早く検査を受ける必要があります、感染が早く解り、早く治療をすれば、AIDS発症を抑えることが可能ですが、HIV感染後期になってから感染が解り、治療を開始しても、AIDS発症を抑えることは非常に難しくなります。

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HIV感染後期(ARC期; AIDS-Related Complex)の症状について?2.体重の減少・下痢?

昨日に続き、HIV感染後期(ARC期; AIDS-Related Complex)の症状について解説します。

○体重の減少

体重の減少は、HIV感染後期の症状としては、高頻度に発生します。

一般的な体重の減少は、月に2?3Kgの増減は誰にでも見られますが、HIV感染後期の体重減少は、通常時の体重の10%以上、または7kg以上の体重減少がこの時期の特徴になります。

食事をしても体重が増加しないで、減少する一方となります。

○慢性の下痢

一般的な下痢は、数日で治まりますが、HIV感染後期の下痢は、慢性化し繰り返し起こります。

この下痢の原因は、HIVが腸管上皮細胞に感染することで起こります、その為に下痢の病原菌が検出されないことが大部分です

原因が感染症でない場合は対症療法による治療となりますが、下痢が持続すれば脱水・衰弱・悪液質へと進行し、予後不良に陥る可能性も高くなります。

また、下痢が原因での体重の現象が起こることもあります。

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HIV感染後期(ARC期; AIDS-Related Complex)の症状について?1.発熱?

エイズ関連症候群とも呼ばれますが、最近はあまり使われなくなりましたが、便宜上ARC期と呼び解説します。

HIV感染症の経過中の、症状のない時期を過ぎて、様々な軽い症状が出始めているが、まだエイズと診断する疾患に至っていない時期のことを言ますが、便利な概念ですが厳密な定義はありません。

即ち、HIVに感染して、初期症状が喪失した後、ある一定期間(数年)は、無症状となります。

その後、再びHIVが体内で増殖し、徐々に身体の免疫力は低下していき、種々の症状が出てきます。

これがHIV感染後期(ARC期)の症状です。

この時期の症状を数回に分けて紹介します。

最初は発熱から解説してみます。

38℃以上の発熱が間欠的(発熱したり、平熱になったりを繰り返す)並びに持続的に認められる様になります。

初期症状の発熱は、HIVが身体の中で増殖し、生体の免疫反応の証として出現しますが、症候性HIV感染症の時期になると、再度血液の中のHIV量が急上昇してくるために急性期と同じ反応で上昇することもあります。

また、日和見感染症や悪性腫瘍が原因で発熱が起こることもあります。

日和見感染症では、細菌性の発熱の場合は抗生剤にて軽快しますが、ウイルス性の発熱の場合は抗生剤の効き目がないことから、対症療法しか出来ないことが多いです。

AIDS期に近づくにつれ日和見感染症として、

カリニ肺炎

クリプトコッカス髄膜炎

カンジダ症

単純ヘルペスウイルス

帯状ヘルペス

サイトメガロウイルス感染症

結核菌感染症

トキソプラズマ症等

が出現してきます。

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tag : HIV ARC 発熱 後期症状

HIVサブタイプについて

HIVは遺伝学的系統関係から、HIV-1(HIVタイプ1)とHIV-2(HIVタイプ2)の2種類に分類されています。

HIV-1は全世界に分布していて、グループM、N、O、の3つに分類されいます。

このなかでも、グループMは、世界中で流行している代表的なウイルス群で、現在A1,A2,B,C,D,F1,F2,G,H,J,kの11種類のサブタイプに分類されています。

一方、HIV-2は西アフリカに限局した地域に流行のみられ、A?Gまでの7つのサブタイプに分類されていますが、現在流行しているのはAとBの2つだけです。

最近これらのサブタイプ以外に、サブタイプ同士の間で組み替えが起こり、変異したウイルスが世界流行の要因となっていることが明らかにされています。

これが、組み換え流行型株(circulating recombinant form:CRF)と呼ばれるタイプで、現在までに16種類知られています。

発見された順番と組み替えに関与するサブタイプを加えて表示されます。

(例:二番目に見つかったCRFでAとGが関与していればCRF02_AGとします。)

タイを中心として、東南アジア地域に広く分布していた、サブタイプEとされていた流行株は、AとEの組み換えウイルスであることが解り、CRF01_AEと命名されました。

サブタイプを分析することにより、感染経路や流行の起源などを推定することが可能となります。

日本国内では、HIV感染者の約75%がサブタイプBで、約20%がCRF01_AE、残り数%がサブタイプC,F,A,Dです。

サブタイプBは、欧米で広く流行しているウイルスで、日本では、非加熱血液製剤によるいわゆる「薬害エイズ」患者や、男性同性愛患者のほとんどが、このタイプのウイルス患者です。

一方、異性間の性行為による感染者の間では、サブタイプBと東南アジアに由来するCRF01_AEが多く見られます。

90年代に入るまでは、日本での感染者のほとんどが例外なく欧米に広く分布するサブタイプBでしたが、91年以降CRF01_AEが主に性行為のルートを介して広がりつつあります。

それでは、現在使用されているHIV検査は、全てのサブタイプを検出できるのでしょうか?

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tag : HIV HIVサブタイプ HIV-1/HIV-2 HIV抗体検査 リアルタイムPCR検査

性行為感染症としてのエイズ撲滅は可能か??

昔からセックスによる感染症即ち性行為感染症は、何一つ撲滅されていません。

例えば梅毒を例に取ってみても、ペニシリンなどの抗生物質が開発されている現在においても、未だ撲滅されていません。

人の本能の一つの性欲に関連した感染症の撲滅は非常に困難が伴います。

なぜなら、セックスによる感染症は、セックスを完全に止めれば、感染を減らして、やがては撲滅することは可能ですが、セックスは、子供を作るという人類の種の保存に関わる行為であることから、セックスを完全になくすことは不可能です。

更にセックスは、快楽を求める行為の一つでもあることから、完全なくすることは出来ません。

その為、昔からセックスによる感染症即ち性行為感染症は撲滅されることはなかったわけです。

性行為感染症の一つのエイズも同じ事です。

HIV感染を予防する予防ワクチンの開発は、未だ日の目を見ることはなく、HIVを完全に殺して体内から排除する抗HIV薬もない現在、セックスを完全になくすることが出来ないことからして、HIV感染の予防は、セイフティセックスとコンドームの正しい使用しかありません。

セックスの持つ本来の意味を十分に認識して、「セックスは、お互いのよりよい関係を築き、愛情を確かめ合う手段であり、快楽を追求する手段ではない」ことを充分認識することが必要です。

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tag : エイズ予防 性交感染症 セックス HIV

膣内射精の後、ビデを使って膣内を洗浄すればHIVに感染しないのか?

コンドーム無しの性行為をして、膣内射精をした後、ビデを使って膣内を洗浄すれば、男性がHIV感染者であってもHIVに感染しないと言われることがありますが、これは本当なのでしょうか?

膣内射精をされた後、ビデを使って膣内を洗浄しても、洗浄するまでに膣の粘膜から精液中のHIVは体内に侵入しますから、当然HIVに感染してしまいます。

また、幾ら膣内を丁寧に洗浄しても精液は膣内に残りますから、当然感染する可能性は大きくなります。

さらに、膣内射精をされた後、ビデで膣内洗浄をしても精液は完全に洗い流されませんので、膣内には精液が残っています、この時に次の人とコンドーム無しの性行為をすれば、後から性行為をした男性にもHIV感染の危険性はあります。

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tag : HIV 膣内射精 膣内洗浄

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