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HIV感染による免疫不全-2.体液性免疫低下-

HIV感染により引き起こされる免疫不全についての続きです。

2.体液性免疫低下

体液性免疫はB細胞が生産する抗体による体内に侵入した異物処理のことを言います。

体液性免疫とは抗体や補体を中心とした免疫系で、抗体が血清中に溶解して存在するためこのように呼ばれます。

HIV感染患者ではB細胞の異常調節が起こり,細菌感染症に罹患しやすくなります。

これはHIVが直接B細胞に働き掛けてB細胞の機能異常を引き起こしている訳です。

その他には、免疫グロブリンのポリクローナルな増殖がよく見られますが,これは正常な機能を果たしていません。

さらにCD27陽性のメモリー B細胞の低下も見られます。

要するにHIVに感染すると直接的,間接的に「体液性免疫低下」が起きているのです

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tag : HIV感染による免疫不全 体液性免疫低下

HIV感染による免疫不全-1.好中球減少-

HIV感染により引き起こされるふたつの免疫不全について解説いたします。

今回は好中球減少について解説いたします。

好中球は5種類ある白血球(好中球・好酸球・好塩基球・リンパ球・単球)のひとつで3種ある顆粒球(好中球,好酸球,好塩基球)のひとつで、中性色素に染まる殺菌性特殊顆粒を持っています。

盛んな遊走運動を行い、主に生体内に侵入してきた細菌や真菌類を貪食(飲み込む事)殺菌を行うことで、感染を防ぐ役割を果たしています。

要するに顆粒球は、体内に侵入した細菌やウイルスに対して直接攻撃を仕掛け無毒化する働きをしますので、顆粒球が減少することは細菌やウイルス感染症に感染しやすくなります。

HIV感染患者のうちおよそ14%に"緩やかな好中球減少(ANC<1300/μL)"が起こります。

これはHIVそのものが造血前駆細胞に感染し骨髄基質を変化させることや、HIV感染患者では非感染者と比べて顆粒球コロニー刺激因子(Granulocyte-Colony Stimulating Factor:G-CSF)が低下していることがその原因と考えられています。

※顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)とは、骨髄内で血液を造る物質のひとつで、骨髄を刺激して、白血球の一種である好中球の増殖を促すマクロファージなどが分泌するタンパク質で、顆粒球前駆細胞の受容体に結合して刺激し、分裂と分化を促進する働きをします※

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tag : HIV感染による免疫不全 好中球減少

HIVの感染率が低いと侮るのは危険

HIVの感染経路としては、コンドームなしの膣性交と肛門性交ががもっとも多い。

HIVに関してよく耳にするのは感染率が非常に弱いということです。

一般的によく言われているのは、1回の性交渉における感染確率は0.1~1%程度と非常に感染確率が低いということです。

これを単純に計算すると、HIV感染者と100~1000回性交渉をして感染する確率といえますが、これは100~1000回性行為をして感染するのではありません。

たった一回の性行為で感染してしまった人も多くいます。

1回の性交渉における感染確率は0.1~1%という数字は、数字のマジックです。

HIVは何時感染するかわからないのが怖い所以です。

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tag : HIV感染確立

急性HIV感染症とは

急性HIV感染症とは、「初期症状」とも呼ばれています。

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染すると、感染後2~4週頃に起こる、39度以上の発熱・全身のリンパ節が左右対称に腫れる・咽頭痛・口内炎・白血球減少・バラ色の発疹が全身に出るなどの一連の症状を総称して言います。

急性HIV感染症は、HIV感染者の50~70%に起こると言われていますが、全く症状の出ない人がいたり、その症状に気づかない人もあります。

これらの症状は、HIV感染による特異的な症状ではなく非特異的で、インフルエンザや伝染性単核球増多症、マイコプラズマ症、風疹の場合の症状と似通っていますから、これらの症状からHIV感染を判定することは出来ません。

また、これらの症状が出たからと言ってHIVに感染しているとも言えません。

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tag : 急性HIV感染症 初期症状

HIVの感染力は本当に弱いのか?

HIVの感染力は非常に弱く、少しくらいの性的接触では感染しない、と言われていますが、これは本当なのでしょうか??!!

国内外の文献や専門機関の発表を見てみても、たしかにHIVの感染力は弱いと報告・記載されています。

このことを医療従事者の針刺し事故から検証してみますと、

1.B型肝炎ウイルス(HBV)・・・30%

2.C型肝炎ウイルス(HCV)・・・・3%

3.ヒト免疫不全ウイルス(HIV)・・・0.3%

の感染率という有名な研究報告があります。

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tag : HIVの感染力

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