NAT検査とは何??
NAT(Nucleic acid Amplification Test)とは、核酸増幅検査と呼ばれる検査法です。
この検査は、血液中に存在するウイルスを構成する核酸の一部を、試験管内で人工的に多量に増幅(ウイルスの一部を多量にコピーして増やすこと)して、そのウイルスを直接検出する方法です。
その為に、ウイルスが極少量でもあれば、ウイルスの一部を1億倍以上に増やし検出することができる非常に優れた検査法です。
1999年(平成11年)10月10日より、血液センターで献血された血液に対するHBV、HCV、HIVの3種のウイルスに対してNATが実施されています。
従ってNAT検査は、一度にHBV、HCV、HIVの検査を実施できるため、この検査が陽性になりますと、再度、HBV、HCV、HIVの個々のNAT検査を行い、どのウイルスが陽性かを決める必要があります。
NAT検査は、血液センター専用に開発された検査で、医療機関や保健所では実施されていません。
それでは何故、HIVのPCR検査をNAT検査と呼ぶのでしょうか??!!