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HIV-2-4.その他-

HIV-2の感染者はHIV-1に感染しにくいという報告がある一方、西アフリカの報告ではHIV-2の感染者のほうがHIV-1の感染のリスクを高めているという報告もあります。

このことを証明するのは難しいのが現実です。

In vitro(イン・ビトロ) の研究ではHIV-2の感染は、HIV-1の感染を防いでくれているという結果が出ていますが、だからといってin vivoで完全に感染を防いでくれるわけではありません。

※In vitroとは試験管内などの人工的に創りだされた条件下で、各種の実験条件が人為的にコントロールされた環境であることを意味する※

※In vitroに対応するin vivo(イン・ビボ)とは、「生体内で」を意味する※

※In vitroは試験管内における実験では~の結果になり、in vivoは生体内の~という現象ということになります※

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tag : HIV-2

HIV-2-3.HIV-2の性状-

HIV-1に感染した人のうち5年後にAIDSを発症していない人は、HIV-1がおよそ70%であるのに対しHIV-2の感染者はは100%発症しないという疫学調査があります。

この理由としては、

1.HIV-2に感染すると宿主の免疫反応が強くなる。

要するに感染した生体の免疫力が高くなり、HIV-2を押さえ込む

2.HIV-2の複製能力がもともと弱いからAIDSが発症しない。

AIDSを引き起こすに足りるHIV-2が生体内で増殖することが出来ない。

HIV-2の感染者がほとんどAIDSを発症しないことからして、HIV-2の複製能力が低いことと宿主の免疫応答が高まる、あるいは両方ではないかと考えられていますが、未だ確定はされていません。

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tag : HIV-2-3.HIV-2の性状-

HIV-2-2.日本における性行為からの感染者-

2009年、愛知県において5例のHIV-2感染症例が報告され、うち3例は来日中のアフリカ系外国人男性でしたが、残り2例は日本人女性で、海外渡航歴が無いことと、HIV-2の疫学的流行地域出身者との交際歴を有していたことから日本国内での性交渉による感染が強く疑われました 。

この2名の日本人女性がわが国最初の性交渉からのHIV-2感染者ということになります。

その後、2015年12月時点まで新たなHIV-2感染事例は報告されていません。

また、今までに感染が判明したHIV-1の感染者の中にもHIV-2の感染者は認められていません。

2009年まで日本国内では性行為によるHIV-2の感染者は存在しなかったが、この日本女性2名のHIV-2感染者が確認されたことから、わが国でも、HIV-2感染者が拡大する危険性が指摘されています。

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テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

tag : HIV-2-2.日本における性行為からの感染者-

HIV-2-1.日本での第一号患者-

数回に分けてHIV-2について解説いたします。

既にお分かりのこともありますが、再確認のつもりでお読みください。

HIV-2は、HIV-1の発見より数年遅れて発見されたウイルスです。

主に西アフリカで局地的に流行しているしているウイルスです。

それでは、日本ではいつ感染が確認されたのでしょうか?

2006年6月、関東地域の病院に喘息発作を訴えて受診した70代の男性が日本人の第一号感染者です。

この70代男性患者のHIV検査結果は、エライサ法によるHIV抗体検査が陽性であることからウエスタン・ブロット法による確認検査の結果、HIV-1抗体陰性、HIV-2抗体陽性であることが判明しました。

この血清をタイプ特異的なゼラチン粒子凝集法(PA HIV-1/2、富士レビオ)およびペプチラブ法(サノフィ-パスツール)によっても、HIV-1抗体陰性、HIV-2抗体陽性であることが裏付けられました。

更にアンプリコア法(ロッシュ)による血漿中HIV-1 RNAの定量検査は陰性という結果が得られています。

感染経路としては、1971年(35年前)に西アフリカ・セネガルで交通事故に遭い、現地病院にて脾摘手術を受けた際に、現地人から輸血を受けた既往歴があることが明らかことと、他に輸血歴もなく感染するリスクが認められないことからして西アフリカ・セネガルで受けた輸血による感染と結論付けられました。

また、喘息症状とHIV感染との間には特に因果関係はないと考えられています。

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tag : HIV-2-1.日本での第一号患者-

日本国内においてのHIV-2感染者について

HIV-1は世界的に感染拡大しているタイプですが、HIV-2はアフリカ型と呼ばれ、西アフリカ地域で流行しているタイプです。

HIV-2HIV-1と比べると感染力が弱く、発病するまでの期間も長いとされています。

それでは、HIV-2の日本国内の感染者はどの程度存在するのでしょうか?

日本国内における正確なHIV-2感染例数は未だはっきりとしていませんが、これまでの報告によると、その数は10例に満たない感染者の存在が確認されているだけです。

また、年間多くのHIV検査を行う血液センターでもHIV-2の感染者は確認されていません。

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テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

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